今回作品より曲紹介記事を先行配信しています。このブログはリンクフリーです。(2019年6月15日更新)
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ゲーム音楽史13~初代プレイステーション時代

ゲーム音楽史も佳境に入って参りました。
今回は1996年~2000年頃の
初代プレイステーションとセガサターンが中心となっていた年代のことを書いていきます。

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プレイステーションの成功


前回述べた通り、セガ・サターンとプレイステーションは1994年の末頃発売されましたが
しばらくはスーパーファミコンのほうがシェアが大きく、
プレステ・サターンが主流になるのは1996年頃です。

結果的にはサードパーティの参入障壁を低くして、
ローコスト低価格で大量のゲームタイトルをリリースするという
ソニーのマーケティングが成功し、プレイステーションがこの世代の覇者となります。

1996年には任天堂が『Nintendo64』という64ビットゲーム機を対抗として出しますが
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スーパーファミコンと同様にゲームメーカーを囲い込んでROMカートリッジで供給
というマーケティングをやったため、
据え置き型ゲーム機市場のシェアをプレイステーションに完全に持っていかれてしまいます。

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CD-ROMと音源の進化によるゲーム音楽の変化

これまでにもPCエンジンなどCD-ROMを使用できる環境はありましたが
プレステ・サターン世代からは内蔵音源も大幅に強化され、
ゲーム音楽の再生環境は大きく変わりました。

具体的には生録音の演奏やボーカル曲の使用が可能になりました。
(ただ、当時のハードはメモリーが少なかったため、
まだストリーミング再生やゲーム中のBGMでのCDDA再生はかなり制約がありました。)

当然ながら、それまでとは根本的に音楽の内容や作り方も変わってきます。
簡単にいうと、一般の音楽ジャンルに近くなっていきます。

それまでは例えばスーパーファミコンなら8和音という制約があり、音楽もそれに特化した作り方で
それがそれまでのゲーム音楽の『ゲーム音楽らしさ』を醸し出していたと思います。
ちょうど、ソロギターが6本の弦で出来る範囲での作編曲に特化して、
それが音楽としての個性になるのと同じです。

ですがプレステ世代は内蔵音源24~32和音+CDDAという環境なので
制約が大幅に少なくなって、大抵のことはやれてしまうので、
工夫して作る必要がなくなった→ゲーム音楽としての個性は薄れていく
という結果になっていきます。

こういう言い方をすると誤解を招きそうですが、これはあくまで全体の傾向なので、
個別ではゲーム音楽として個性的で素晴らしい曲はたくさんあります。

さらに時代が進んで21世紀に入るとこの傾向はさらに顕著になり、
ゲーム内容も映像表現主体になっていって、
音楽はあまり主張しないものが求められるようになっていきます。

初代プレステ時代はまだ過渡期で、曲の作りや聴こえ方は一般音楽に近づいていきますが、
まだゲーム音楽としての強い主張を持った曲が多く、なかなか面白い年代と思います。

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1996年~2000年ごろのコンシューマーゲーム音楽お薦めタイトル

プレステ全盛期のコンシューマーお薦めタイトルを一気に書いていきます。
タイトルも非常に多いので、自分の独断と偏見で厳選しました。

女神異聞録ペルソナ(アトラス)~ピアノ独奏のOPからしてとても印象的でした。ベルベッドルームのテーマもいいですよね。あとはサトミタダシか。。青木さんのご冥福を。

パラッパラッパー(ソニー)~タマネギ先生のテーマはインパクト強すぎて一度聴いたら忘れないでしょう。

マリオカート64(任天堂)~『レインボーロード』は64版が一番好きです。

ワイルドアームス(メディアビジョン)~これのメインテーマは、なるけみちこさんの代表曲。口笛!

悪魔城ドラキュラ 月下の夜想曲(コナミ)~山根ミチルさん作品。全体にクラシカル。『木彫パルティータ』はドイツでの本人演奏で有名。

ガメラ2000(タイトー)~『The end of 1996 H.K』は隠れた名曲。タイトー得意のトランス/EDM系。

マリーのアトリエ(ガスト)~音楽がいいことで知られるアトリエ・シリーズの第一作。自分は『只今お仕事中』が謎の中毒性で好き。

サガ・フロンティア(スクウェア)~浜渦正志さん作品。浜渦さんは技巧的な作曲者として有名ですね。なんですが、自分はクサメロ系の『バトル5』が好きです。

アインハンダー(スクウェア)~福井健一郎さん作品。トランス系の『熱圏』が好き。

風のクロノア(バンダイナムコ)~楽曲非常にバラエティに富んでいてクオリティも高いです。途中フォルクローレ調になる3拍子曲『Baladiums Drive』好きです。

グランツーリスモ(ソニー)~これはなんといってもTスクエア安藤まさひろさんによるメインテーマでしょう。熱い!

グランディア(ゲームアーツ)~岩垂徳行さん作品。メインテーマはディズニー映画テーマ曲なんかを彷彿とさせます。確実に名曲。

ゼノギアス(スクウェア)~プレステ時代の光田康典さんは本当に神がかっていましたね。このあたりからヴォーカル曲もやりはじめました。

幻想水滸伝2(コナミ)~グラディウスの東野美紀さん作品。『Reminiscence』はひたすら美しい曲です。

聖剣伝説Legend of Mana(スクウェア)~下村陽子さん作品。個人的に下村さんの最高傑作と思います。タイトル曲/エンディング(タイトル曲のヴォーカル版)の他、『懐かしき歌』『ホームタウンドミナ』『滅びし煌めきの都市』など名曲多数。

ワイルドアームズ2(メディアビジョン)~1も良かったですが、2もいいです。『バトルVSロードブレイザー』はクサメロ系名曲で、ヴォーカル版(アニソンの王道的な曲に仕上がってます)も捨てがたいですね。

クロノクロス(スクウェア)~光田康典さん代表作。曲紹介17 を参照。

ファイナルファンタジー9(スクウェア)~『Rose of May』という名曲を擁する作品。『あの丘を越えて』もいいです。

 

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1996年~2000年ごろのアーケードゲーム

この時期、アーケードゲームは対戦格闘ゲームブーム後期にあたります。
SNKなどを中心に盛んにシリーズものの新タイトルが発表されていました。

なんですが、音楽で自分の印象に残っているのは
90年代前半と同じくタイトーのタイトルです。

クレオパトラ・フォーチュン~『Shinin’Queen』の出だし、『確かになぁ、確かになぁ』って言ってるのかな?

Gダライアス~このへんからOGRさんは作風がソリッドなものに変わっていきます。この作品は工場音のようなSEを上手く使っています。カコイイ。『キメラII』『ADAM』が適度にメロディアスで好き。

 

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1996年~2000年ごろのPCゲームの音楽

windows95~98の時代にあたり、DTM環境も徐々に整備されてきます。
ゲーム音楽で何点かあげるとしたら

ウルティマオンライン(エレクトロニックアーツ)~廃人を量産した悪魔のオンラインゲーム。自分は未プレイですが(のほうが良かったと思われ)『Stones』は虚無的な哀愁でいいですね。廃人のテーマかww

新・英雄伝説3(ファルコム)~『白き魔女ゲルダ』のテーマは、すごくドラマチックな名曲と思います。

AIR(Key)~アダルト系恋愛ゲーム。これ、『夏影』しか聴いてないんですが、
久石譲さんの新曲です、と言われても全く違和感ないというかww。いい曲ですね。

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1996年~2000年ごろの携帯型ゲーム機のゲーム音楽

携帯型ゲーム機市場はポケモンのヒットもあって
未だにゲームボーイがトップのシェアを占めていました。
任天堂は据え置き型ではプレステに敗れましたが、
携帯ゲーム機では市場を握っていました。

1996年ゲームボーイポケット、1998年ゲームボーイカラーと後継機が発表されますが
サウンド他、基本性能は初代ゲームボーイのままでした。
ですが、ポケモン以降大きな市場になっていたので
ゲームメーカーも開発に力を入れ、ゲーム音楽も充実していました。

据え置きゲーム機のゲーム音楽は一般音楽に近づいていきましたが、
携帯型のゲーム機は音源が二回りほど周回遅れだったこともあり
ファミコンテイスト満載で独特の味があるジャンルと思います。

この時代のゲームボーイお薦めタイトル

ポケットモンスター赤・緑(任天堂)~死ぬほどやっていたので、曲がいいのかは別にしてめちゃ刷り込まれてます。

メダロット・シリーズ(イマジニア)~これも結構ハマりました。メダロット5(5の発売は2001年末ですが)の『VSハードネステン』は『ザ・ゲーム音楽』な感じでめちゃめちゃテンション上がるんですけど。これの作曲は初代悪魔城ドラキュラの山下絹代さんだったような。

ドラゴンクエスト・モンスターズ1・2(エニックス)~すぎやまこういちさん作品。これの音楽を聴くと色んな思い出がよみがえります。ロマサガとこれは涙腺緩くなるからダメです。『星降る夜』なんとも言えない気持ちになります。

ポケットモンスター金・銀(任天堂)~これもハマりましたね。『バイオレットシティ』『67番道路』が好きです。

ネオジオポケット・ネオジオポケットカラー

ネオジオポケットは、1998年10月にSNKが発売した携帯ゲーム機。
同時期にゲームボーイカラーが発売され、
モノクロ液晶だったネオジオポケットはスルーされる形となってしまいます。

そこですぐにカラー液晶化したネオジオポケットカラーを発売しますが、
ポケモン金・銀の登場などもあって、イマイチ注目されませんでした。

サウンドは、パルス3ch+ノイズ+DAC(波形再生)2ch
ゲームボーイアドバンス世代の性能を有し、
価格も7000円~9000円前後とかなり頑張ったハードと思いますが、
マーケティングの失敗で埋没してしまいました。

ワンダースワン

1999年3月にバンダイが携帯ゲーム機『ワンダースワン』を発売します。
ゲームボーイの開発者、横井軍平氏が開発に関わったといいます。
ゲームボーイやネオジオポケットがカラー液晶化する中、
電池持ちと視認性を優先し、敢えてモノクロ液晶を採用しています。

ですがやはりモノクロ液晶ということでセールスが伸びず、
翌年にはワンダースワンカラーを発売しています。

性能的にはゲームボーイアドバンスの世代になり、
ゲームボーイ・ゲームギアより性能は遥かに良かったんですが、
そうこうしているうちにゲームボーイアドバンスの登場となり、淘汰されてしまいました。

サウンドは波形メモリー4chで内1chはPCM音源として使えるというもので
ゲームボーイアドバンスとどっこいといったところでしょうか。

 

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90年代後半、BGMの状況

夜間の仕事でお金をためたBGMは
1996年ごろから、しばらくスペインにギター留学をしていました。

日本に帰ってからは
帰国後買ったゲームボーイポケットと家にあったスーパーファミコン、
さらには友人から借りた初代プレステとNintendo64でゲームライフを満喫しました。
ポケモン、ペルソナ、風来のシレン2あたりは特にはまりました。

自分にとっては、このへんの時代が一番気楽で幸せだったかもしれません。。

1999年あたりから身の回りの環境が激変、気楽な生活も送れなくなってきて、
2001年ごろからはゲームはほとんどプレイしなくなっていきます。

この後のゲーム音楽史は上記のように実体験を伴っていないため
ゲームハード・タイトルとも、そんなに詳しくはないです。
知らないことを調べつつ、音楽に焦点を絞って書いていく感じになると思います。

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関連リンク

ゲーム音楽史 前回 ゲーム音楽史12~第二次黄金期

ゲーム音楽史 次回  ゲーム音楽史14~プレイステーション2時代

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