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2006~2012年頃のゲーム音楽~モバイル・PC・アーケード編【ゲーム音楽史16】

前回から2006年~2012年頃のゲーム音楽について書いていますが、今回はその年代の携帯ゲーム機・PC・アーケードゲームについてお話します。

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第3世代の携帯ゲーム機

2004年の年末商戦に任天堂のNintendoDS(以下DS)と、ソニーのプレイステーションポータブル(以下PSP)が登場し、以降、携帯ゲーム機市場はこの2機種が主流となります。

この年代から携帯ゲーム機のシェアが据え置きゲーム機を上回ってきます。
ゲームメーカーも携帯ゲーム機用タイトルの開発に力を入れるようになりDSやPSPのオリジナルタイトルも多数出てきます。

この世代の携帯ゲーム機はスペック的には、初代プレステ~プレステ2世代の据え置きコンシューマー機と同等で、今まで大きな制約のあったサウンド機能も制約が大幅に少なくなっています。

携帯ゲーム機に関しては他と微妙に年代がずれますが、DSとPSPが発売されてから3DSとPSvitaが発売されるまでの、2005年~2011年頃のものについて述べます。

NintendoDS

ゲームボーイアドバンスの後継として2004年11月に発売。

ニンテンドーDS

主にライトユーザー中心に支持され、PSPとシェアを二分していました。

二画面搭載という特徴的なデザインで(ゲーム&ウォッチから引き継いでいる?)、ゲームボーイアドバンスとの互換性も一定維持していました。

サウンドは(多分)16chPCM音源と32730Hz程度の2chステレオ波形再生。
サウンド再生機能は初代プレステより少し劣る程度と思いますが、前世代のゲームボーイアドバンスからすると各段の進化です。

波形再生は結構メモリとCPUを使うので、DSのゲーム音楽は内蔵音源(MIDI再生方式)のみで作られているものも多く、聴いた感じスーパーファミコン・メガドライブ世代のゲーム音楽に近いものがあって、そのへんが逆に個性になってると思います。

プレイステーション・ポータブル(PSP)

2004年12月に満を持してソニーが投入した携帯ゲーム機。
当時のモバイル機としては相当に高性能でヘビーユーザー層を中心に支持されました。

プレイステーション・ポータブル

DSに比べてCPUもメモリーも勝っていた上、光磁気ディスクメディアも使えました。
大体プレステ2と同等の性能で、音楽再生能力もそれくらいです。

PSPの登場により、携帯機向けゲーム音楽の環境が一気に進化、据え置きゲーム機やPCともそれほど遜色なくなってきます。

携帯ゲーム機のゲーム音楽お薦めタイトル【2005~2011年】

この時代のコンシューマー機ゲームタイトルのうち、とくに音楽がいいと思うものをあげて行きます。

DS版悪魔城ドラキュラ三部作(コナミ)~『蒼月の十字架』、『ギャラリーオブラビリンス』、『奪われた刻印』の3作。山根ミチルさん作品が中心。ギャラリーオブラビリンスでは古代裕三さんも曲提供。ほぼ全てMIDIで作られていて全体に1980年代~1990年代ぽいサウンドですが、楽曲のクオリティは極めて高い。詳しくは悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印 紺碧の彷徨の記事も参照ください。

世界樹の迷宮1、2、3(アトラス)~古代裕三さんの近年の代表作。これもFM音源~スーファミ時代を彷彿とさせるサウンド。一般的な評価も高く、古代裕三健在を強烈にアピールしています。

モンスターハンターポータブル2(カプコン)~モンハンシリーズは全体に落ち着いた感じの名曲が多いと思いますが、自分的にはモンスターハンターP2 ポッケ村のテーマの記事で取り上げたポッケ村ですね。

レイトン教授と不思議な町(レベルファイブ)~レイトン教授シリーズの音楽はヨーロッパぽくて洒落てます。これのメインテーマもバイオリンとアコーディオンでシャンソン+ジプシー音楽という感じでタマらんです。

セブンスドラゴン(イメージエポック)~これも古代裕三さん作品です。『密林航行』が印象的。

ダライアスバースト(タイトー)~土屋昇平さん、渡部恭久さんらが中心に作曲、そして久々に小倉久佳さん(OGR)が曲提供。和音階・東洋系楽器・人声コーラスが多用されていたり、OGRさん中心だった時代のダライアスシリーズとかなり趣向が変わってきていますが、これだけのメンバーが作って悪いものになるはずがないし一般の評価も上々です。

ポケットモンスター ブラック・ホワイト(任天堂)~個人的にはポケモンシリーズではこの作品と、オメガルビー/アルファサファイアの2作品が音楽はベストだと思います。ブラック・ホワイトではエンディング『それぞれの未来へ』が好きです。

クラシックダンジョン(システムプリズマ)~大山曜さんが半分くらいの曲を書いています。大山さん作の『風をきって』は名曲と思いますが、一時こういう曲調が量産されましたよね。

ノーラと刻の工房(アトラス)~なるけみちこさん作品。熱狂的ファンも多いなるけみちこさんですが、自分的にはワイルドアームスシリーズとかより、コレが好きなんですよね。とくに『刻の工房』。和み系だけど切ない感じもあって、なんともいえない雰囲気の曲です。

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PCのゲーム音楽【2006~2012年】

この年代のPCのゲーム音楽はDTMの普及でアマチュ
アでも高度な音楽制作が可能になったのが大きいと思いますが、特にフリー・同人系が勢いあってクオリティも高いです。

Hellsinker.~ひらにょん氏が作った同人ゲーム。音楽はテクノ・トランス・EDM系ですが驚愕の完成度です。『The Way of All Flesh』カッコイイ。

東方風神録・東方星蓮船~東方シリーズも元気です。自分は風神録の『神々が恋した幻想郷』、星蓮船の『春の湊に』が好きです。相変わらずの独自の世界です。

素晴らしき日々~これはピンポイントで『夜の向日葵』。2000年代に入ってから久石さんぽいピアノ曲が量産される中で、これはちょっと傾向がちがって光るものがありますね。

SORA~『Icarus』は小室哲也さんが作りそうなサウンド。小室さんはアイドルのプロデュースで売れたので誤解もされやすいと思いますが、日本のテクノ・トランス音楽作家では間違いなく第一人者と思います。

魔法使いの夜~深沢秀行さんが半分以上の曲を担当、メインテーマだけでも聴けば本作品の音楽の素晴らしさがわかると思います。

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アーケードゲームの音楽【2006~2012年】

アーケードゲームもシューティングゲーム中心に個性的な音楽が結構ありますね。

カラス(マイルストーン)~ストーリーも音楽も問題作。自分はこういうのもイケるほうですが、生理的にダメな人もいるんだろうなー、と感じます。ハードコアテクノ・トランス。

怒首領蜂 大復活(ケイブ)~『どどんぱち』と読みます。極彩色弾幕系。5人くらいの作曲者が参加していますがその中で自分が好きなのは、並木学さんと工藤吉三さん。全体にテクノ・ハウス・トランス系で、極彩色弾幕も相まってプレイ中変な脳波が出てきそうで、これってデジタルドラッグなんでは??と思ってしまいます。

まもるクンは呪われてしまった!(グレフ・ガルチ)~ニコ動で流行ったことで認知度が跳ね上がった作品。『Karakuri Spirits.』に代表されるような、ゲーム音楽の『オモチャっぽい』サブカル的な面を凝縮したような音楽です。趣向的にFFとかドラクエとは対極にありますが、また違った意味で魅力的です。

ブレイブルーシリーズ(アークシステムワークス)~シリーズ全作品を石渡太輔さんが音楽担当。『ギルティギア』シリーズではメタル系一辺倒だったのが音楽の幅が広がった感じです。石渡さん持ち前のメロディセンスは健在で、印象的なメロを多数残しています。『Bang Shishigami Theme』『Glummy Fang』『Busin』『SIX-HEROES』あたりかな~。昔やってたエレキ弾きたくなります。

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BGMの状況【2006~2012年】

このへんの年代の自分BGMとゲームとのつきあいはプレステ2時代から引き続きブランク期にあたり、体験として特筆すべきことは少ないです。

PCや携帯ゲーム機でたまにゲームはやっていましたが、音楽としては正直そんなに意識していませんでした。

例えばTVから流れてくる音楽を『ああ、いい曲~』というのと同じくらいの感じで、演奏してみようとか分析対象にしてみようとか、全く考えていませんでした。

まさか今、こんなにゲーム音楽にハマることになるとは。

ゲーム音楽史 前回

2006~2012年頃のゲーム音楽~コンシューマー機編【ゲーム音楽史15】
ゲーム音楽史 第15回は2006~2012年頃の家庭用ゲーム機向けタイトルの話題です。プレステ3やWiiの世代にあたります。

ゲーム音楽史 次回

現在のゲーム音楽【ゲーム音楽史17】
ゲーム音楽史は今回で最終回。2013年以降の現在のゲーム音楽と、これからのゲーム音楽について書いています。

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