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第一次黄金期 中編(1987年)【ゲーム音楽史09】

今回は第一次黄金期中編で、1987年のことをお話していきます。
プラットフォームごとに見ていきます。

紹介タイトルも多くなってきておりますので、画面写真は略させていただきます。

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ファミコンのゲーム音楽の大発展

今まで取り上げるタイトル数も少なめだったコンシューマー/ファミコンですが、1987年から大発展を遂げています。

ファミコンが発売されて3年半以上が経過していますが、スーパーマリオとドラクエ以降、ファミコンは売れに売れて社会現象にまでなり、PCやアーケードのゲームメーカーも、われ先にとファミコン市場になだれ込んできました。

1987年発売の自分が音楽がいいと思うファミコン・オリジナル作品のタイトルを発売順に上げてみます。

ドラゴンクエスト2(エニックス)~すぎやまさんのポップス作家としての面が強く出た作品

リンクの冒険(任天堂)~ゼルダシリーズ。タイトル曲、神殿のテーマは名曲

火の鳥(コナミ)~MSX2版とそれぞれゲーム内容も音楽も違うが、どちらも秀逸

エスパードリーム(コナミ)~これ、音楽好き。とくにタイトルのアルペジオ

月風魔伝(コナミ)~ボス戦演奏しましたが、フィールド曲、エンディングもいい

ファルシオン(コナミ)~ザ・ゲームミュージック!テンションあがります

ボンバーキング(ハドソン)~ボンバーキングのテーマはクサメロ系名曲

悪魔城ドラキュラ2(コナミ)~悪魔城3大名曲の一つBloody Tearsを擁する

ふぁみこん昔話 新・鬼が島(任天堂)~近藤さんの作曲。佳曲揃い

わんぱくダック夢冒険(カプコン)~月面ステージ、一部では有名曲

女神転生(ナムコ/アトラス)~増子節炸裂

そして
ファイナルファンタジー(スクウェア)~植松伸夫、ゲーム音楽デビュー!プレリュード・メインテーマは永遠の名曲

コナミが大量に来てますねー。
この年からコナミがファミコンとMSXで大攻勢をかけます。

PCエンジンの発売

1987年10月にNECとハドソンが共同開発したゲーム機、PCエンジンが発売されます。

PCエンジン

当時としてはかなり高性能で後発のメガドライブ(セガ)やスーパーファミコン(任天堂)とも競合してきました。

サウンドは6チャンネルの波形メモリ音源でしたが、PCエンジンの最大の強みは翌年発売されるCD-ROMです。

これにより、カートリッジやフロッピーディスクと比較にならない大容量と、CD-DAによる生録音でのサウンドが可能となったのです。
CD-ROMはPCの世界でもまだ普及しておらず、かなり早い段階での導入でした。

このCD-ROM存在によって、プレステやサターンの発売までの間、PCエンジンは特異な立ち位置を保持することになります。

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アーケードゲームの状況【1987年】

大発展したコンシューマーに対し、アーケードゲームは爛熟期をむかえています。

アーケードゲームは1987年ごろまでが商業的にはピークで、コンシューマー機の高性能化に伴って徐々にその座を明け渡していきます。

ゲーム音楽的には、ハードや一つのタイトルにかける開発費の面などで、まだまだアーケード優位な面もあり、いい音楽がたくさん生み出されています。

1987年のアーケードゲームで音楽がいいと思うタイトルを発売順にあげていきます。

ダライアス(タイトー)~個人的に80年代で一番好き

アフターバーナー(セガ)~ロック色強い。映画トップガンを意識か

1943(カプコン)~良曲多し。行進曲風だけどちょっと哀愁があるのがいい

ドラゴンスピリット(ナムコ)~タイトル→ゲームスタート→エリア1の流れがテンション上がる。エリア6も名曲

Rタイプ(アイレム)~金属的な音質がいい味だしてました

忍者くん~阿修羅の章(ジャレコ)~洞窟ステージは名曲

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PCゲームの状況【1987年】

PCの世界では日本のガラパゴス的8ビット機は最盛期を迎えます。
まずは8ビット向けのゲーム音楽良作からご紹介します。

エルスリード(日本コンピューターシステム)~シュミレーション名作。音楽も良かった

ジーザス(エニックス)~すぎやまこういちさん作品

ガンダーラ(エニックス)~すぎやまこういちさん作品

イース(日本ファルコム)~古代裕三さん作品。紹介したタイトル曲以外も良曲だらけ

女神転生(日本テレネット)~PC版は増子さんではないけど、Romantic Hellなど良曲多し

ソーサリアン(日本ファルコム)~古代裕三さん作品。自分はエンディングが好き

この後、1988年ごろより急激に16ビット機に主役が移っていきます。

PCメーカーもゲーム音楽の重要性は意識していて、それまでビジネス用ととらえられていて音源を搭載してこなかった16ビット機にFM音源を搭載しはじめます。
PC-9801Uシリーズ(NEC)、そして次に紹介するX68000(シャープ)などです。

X68000の登場

1987年3月、シャープからX68000という革新的なPCが発売されます。
16ビットのCPUとそれまでのPCとは桁違いのグラフィック性能を有し、サウンドにはFM音源8チャンネルとADPCM(PCM音源の簡易なもの)が搭載されていました。

X68000

1986年の終わりくらいに発表があり、すぐに雑誌に特集が組まれて、みんなワクテカしながら待っていた夢のPCでした。

何がそんなにワクテカだったのかというと、シャープからの発表時に『グラディウス』の画面写真が出たんですが、これが標準で付属するということで、当時のゲーマーや開発者の悲願だった”アーケードゲーム完全移植”が可能な、まさに『夢のPC』だったわけです。

そして3月、発売はされましたが注文に出荷が追いつかず、ずっと入手困難な状況が続きました。

これ、自分は楽器に興味が移っていって買うには至りませんでしたが、憧れたなぁ。

コナミのMSX用SCC音源

コナミは1986年ごろから、ファミコンとMSXのゲーム開発に力を入れています。

普及台数は多いものの音源が貧弱だったこれらに対し、カートリッジに音源チップを実装するという力技でサウンドの増強をするようになりました。

とくにMSXでは『SCC音源』と呼ばれる波形メモリー音源が使用されました。
音質からいうと、『バブルシステム』の音源の応用でしょうか。

1987年8月のグラディウス2
10月のF1スピリットを皮切りに

王家の谷~エルギーザの封印
スペースマンボウ
メタルギア2
スナッチャー
(※以上4タイトルは1988年以降の発売)などのゲーム音楽の良作をどんどん発表します。
これによって下火になっていたMSXの人気が再活性化しています。

MSX(主にMSX2ですが)は8ビットPCが16ビットPCにとって変わられたあとも、低価格の強みを生かし、しばらくはファミコンとともに1990年前後までそれなりの勢力を保つことになります。

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BGMの状況【1987年】

佳境に入ってきたゲーム音楽の世界ですが、自分BGMは徐々にゲーム・PCから音楽・楽器へと興味が移りつつありました。

春ごろから当時大盛況だったハードロック・ヘヴィメタル系の音楽にはまりはじめ、ギターがやりたくなってきます。
夏休みの初めだったと思いますが、エレキギター初心者セット的なものを購入しました。

それからは気が狂ったようにギターを練習し始め、PC-8801mkⅡFRもあまり触らなくなったため売ってしまいました。
PC88のゲームでプレイしたのは『女神転生』『イース』あたりまでですね。

ただ、家にPCは置いておきたかったので、友人からMSX2を譲り受けました。

ゲーセン通いも『1943』『ドラゴンスピリット』『Rタイプ』あたりを最後に行かなくなりました。

それからギター熱が少し落ち着くまで、1年~1年半でしょうか、ほとんどファミコンもMSX2も触らなかったと思います。
我ながら極端だな~ww

ゲーム音楽史 前回

第一次黄金期 前編(1986年)【ゲーム音楽史08】
ゲーム音楽史 第8回は、ゲーム音楽最大の発展期である『第一次黄金期』の前編として、1986年に起こったことを書いています。

ゲーム音楽史 次回

第一次黄金期 後編(1988~1990年)【ゲーム音楽史10】
ゲーム音楽史 第10回は『第一次黄金期』後編で1988~1990年のことを書いています。PCM音源が出始めたり、ファミコンも末期は名曲を擁するタイトル多数でした。

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