ファイナルファンタジー「プレリュード&メインテーマ」【ギター演奏・コード進行08】

ファイナルファンタジー プレリュード&メインテーマ
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1987年:ファミリーコンピュータ(NES)
メーカー:
スクウェア(SQUARE)
タイトル名:
ファイナルファンタジー(Final Fantasy)
曲名:
プレリュード・ファイナルファンタジーのテーマ(Prelude・Final Fantasy)
作曲:
植松伸夫(Nobuo Uematsu)
演奏難易度:☆★★★★(難しい)

ゲーム音楽ソロギター演奏動画・コード進行解説の第8弾は、ファイナルファンタジーの「プレリュード」と「ファイナルファンタジーのテーマ」(ここでは「メインテーマ」としています)を組曲にしてお届けします。

FFシリーズは沢山出ていますが、この2曲はシリーズのほとんどのものに使用されていて、TVなどでもよく流れるので、ほとんどの人が聴いたことがあるのではないでしょうか。

FFで最も有名な2曲を組曲に【曲解説】

植松さんの音楽は「クリスタルのような透き通った美しさ」と形容されることが多いですが、そういう植松さんの音楽性はファイナルファンタジーの世界観にベストマッチしています。

特に今回演奏する2曲は、植松さんの透明感ある音楽性を最も良く体現しているものだと思います。

今回は2曲繋げて演奏しているので、ひとまとめにして扱ってますが、もともとは組曲というわけではなく、「プレリュード」と「ファイナルファンタジーのテーマ」(ここでは「メインテーマ」としてます)という別々の曲です。

この2曲はFFシリーズの定番曲となっていますが、両方とも初出はファミコン版の初代ファイナルファンタジー(1987年)です。

自分はファミコン時代、FFの存在は知っていましたが、リアルタイムでやる機会を逃しています。

FFをはじめてやったのはスーパーファミコンでFF4でしたが、まるで映画のようにシナリオも音楽もよく出来たゲームという印象で、「プレリュード」も「ファイナルファンタジーのテーマ」も、その時にはじめて聴きました。

この2曲を、ファミコン音源→スーパーファミコン音源→プレステ以降のCD音源と、順に聴いていくと感慨深いものがありますが、曲としてはファミコン版FF1の時点で完成されていると感じます。

ファミコン音源でやっても、オーケストラでやっても聴く人の記憶に残る名曲ですよね。

この2曲は時代が流れてもクラシックの曲や名作映画のテーマ曲のように残っていくと思います。

ゲーム音楽の中でも、それほどの認知度と影響力を持った曲は数えるほどしかないと思います。

イントロのアルペジオをどう弾くか?【ソロギター演奏】

ここからソロギターアレンジの解説に入りますが、「プレリュード」は自分がはじめてプレイしたFF4のバージョンを参考にアレンジしました。

「プレリュード」は、最初の有名なアルペジオをソロギターでどう再現するか?というのが演奏上の最大のテーマです。

オリジナルのイントロの4オクターブの長いアルペジオはギターだと再現不可能に思えますよね。

30フレットとか7弦のエレキギターならタッピングを組み合わせた単音弾きで可能なのかもしれませんが……

今回はノーマルチューニングのガットギターで頑張ってみるということで、音域を削って2往復のアルペジオに変更しました。

こうすればポジション移動せずにベース音維持できます。イメージもそんなには変わってない……と思います。が、しかし、これでもめちゃめちゃ難しい(汗)

イントロのアルペジオは、なかなか音がしっかり出せなくて、かなりの練習しました。

ここの右手ですが、上りはpppimaのアルペジオ+ハンマリング、下りはmiで弾いてます。

「プレリュード」のイントロアルペジオ以外のの部分はシンプルに聴こえますが、メロが6thや4thから始まったりしていて、コードやベース音を押さえながらだと覚えにくく、間違えやすいです。

「メインテーマ」(ファイナルファンタジーのテーマ)に入ってからは2拍ごとにコードが変わるので頭の中は忙しいですが、極力3フレットまでの範囲で処理しているので、手のほうはそれほど大変ではないです。

FF プレリュード・メインテーマ コード進行

プレリュード
Cadd9 Cadd9 Amadd9 Amadd9
Cadd9 Cadd9 Amadd9 Amadd9
Fadd9 Fadd9 Gadd9 Gadd9
A♭M7 A♭M7 B♭M7 B♭M7

C Em7 Am7 G
C Em7 Am7 Em7/C
FM7 C G7 G7
A♭M7 A♭M7 B♭7 B♭7
CM7

メインテーマ
C/G(onB) F/G13 F/D7(onF♯) G7sus4/G7
Dm/A7 Dsus4/A7(♭13)(onC♯) Dm(onF)/D7(onF♯) Gsus4/G

C/G(onB) F/G13 F/D7(onF♯) G7sus4/G7
Dm/A7 Dsus4/A7(♭13)(onC♯) Dm(onF)/D7(onF♯) G13/G7

FM7 CM7 B♭M7/A7 Dm/Csus4
E♭M7 Dm7 A♭M7 G7

コード進行分析

プレリュード
■Cメジャー
Ⅰadd9 Ⅰadd9 Ⅵmadd9 Ⅵmadd9
Ⅰadd9 Ⅰadd9 Ⅵmadd9 Ⅵmadd9
Ⅳadd9 Ⅳadd9 Ⅴadd9 Ⅴadd9
♭ⅥM7 ♭ⅥM7 ♭ⅦM7 ♭ⅦM7

Ⅰ Ⅲm7 Ⅵm7 Ⅴ7
Ⅰ Ⅲm7 Ⅵm7 Ⅲm7/ⅠM7
ⅣM7 Ⅰ Ⅴ7 Ⅴ7
♭ⅥM7 ♭ⅥM7 ♭Ⅶ7 ♭Ⅶ7

メインテーマ
Ⅰ/Ⅴ Ⅳ/Ⅴ Ⅳ/Ⅱ7 Ⅴ7
Ⅱm/Ⅵ7 Ⅱsus4/Ⅵ7 Ⅱm/Ⅱ7 Ⅴ7

Ⅰ/Ⅴ Ⅳ/Ⅴ Ⅳ/Ⅱ7 Ⅴ7
Ⅱm/Ⅵ7 Ⅱsus4/Ⅵ7 Ⅱm/Ⅱ7 Ⅴ7

Ⅳ Ⅰ ♭Ⅶ/Ⅵ7 Ⅱm/Ⅰsus4
♭ⅢM7 Ⅱm7 ♭ⅥM7 Ⅴ7

SDMの使い方がミソ【コード進行のポイント】

2曲ともメジャーキーですが♭Ⅵ、♭Ⅶを多用しています。

これらは同主調CマイナーのコードですがCメジャー上で使うと、コード機能的にはサブドミナントマイナーになります。

他に♭ⅢM7も出てきますが、この程度のマイナー系コードの使われ方は、あくまでメジャーキーの中で補助的(主にサブドミナントマイナーコードとして)に使われているものと解釈しました。

「ゼルダの伝説 メインテーマ」の時に解説した「長短複合調」まではなっていない、という判断です。

ちなみに、FFの曲だとFF5のメインテーマは典型的な長短複合調になります。

さらに細かくみていくと、♭Ⅶコードは♭Ⅶ7のところと♭ⅦM7のところがあります。

♭ⅦM7だとサブドミナントマイナー寄りに、♭Ⅶ7だとドミナントマイナー寄りになりますが、この微妙な違いを感覚的に使い分けてる感じですね。

「メインテーマ」はシンプルなコードが細かく変わっていきますが、クラシック音楽でよく用いられる伴奏法です。

コメント

  1. パ又カル より:

    イントロが本当に難しそうですね
    メインテーマはガットギターの音と相性が良いんだなーと思いました

  2. BGM より:

    イントロ、あれでも演奏可能な程度に簡略化したんですけどね。
    メインテーマは数パターン弾いてみたんですが
    ああいうクラシックギター寄りのアレンジが一番良かったですね。
    この曲、youtubeに上がってる本郷徹さんって方の演奏もよかったです。