ドラゴンスピリット AREA1【ギター演奏・コード進行62】

ドラゴンスピリット AREA1
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難易度☆☆★★★(普通)

1987年:アーケードゲーム
メーカー:
ナムコ(NAMCO)
タイトル名:ドラゴンスピリット(Dragon Spirit)
曲名:AREA1
作曲:細江慎治(Shinji Hosoe)

自分は1984年夏~1987年夏の約3年間、ゲーセン通いをしていましたが、ドラゴンスピリットはその最後のほうで体験した作品です。

この作品の音楽、めちゃめちゃ好きでした。
1987年にやったアーケードゲームでは、音楽で最も心動かされたのは、初代ダライアスとこれですね。

今回はこの作品の代表曲・メインテーマとも言える1面のBGM『AREA1』を演奏します!

ドラゴンスピリットの作品概要

ドラゴンスピリットは細江慎治さんのデビュー作です。

細江慎治さん紹介記事

細江慎治【ゲーム音楽作曲家列伝17】
ゲーム音楽作曲家列伝 第17回は、1980年代末~1990年代にナムコで活躍し、その後アリカ在籍を経てスーパースィープを設立した細江慎治さんです。

ナムコは『ゼビウス』のイメージが強いので意外なんですが、シューティング作品は少ないんですよね。

本作『ドラゴンスピリット』は『ゼビウス』以来、4年半ぶりの縦スクロール型のシューティングゲームです。

当時は日本でもRPGがブームになっていた時期で(ドラクエでいうと2の少し後くらい)ファンタジーの世界観を取り入れています。

ドラゴンを自機として、自機がデカくなったため体力制を導入したりと、従来のシューティングゲームの殻を破る斬新なものでした。

この作品はかなりヒットして、X68000やPCエンジンに移植され、1989年にはファミコン版の続編『ドラゴンスピリット 新たなる伝説』が出ています。

そして1990年には正式な続編のアーケードゲーム『ドラゴンセイバー』が発表され、それも大ヒットとなりました。

PCエンジン版もやってました

自分がスーパーファミコンを買うちょっと前、友人がPCエンジンを貸してくれていたときがあります。

『天外魔境2』をやっていたので1992年後半頃と思いますが、PCエンジン版ドラゴンスピリットもやっています。
PCエンジン版は、かなり移植完成度が高かったように思います。

そんなことがあって1987年、1992年の二回体験しているために音楽を良く覚えているのはあると思います。

ドラゴンスピリットの音楽について

ドラスピはゲームも面白かったんですが、何しろ音楽良かったですよね。

アーケードゲームの基板はSystem87で、音源は一世代前の『源平討魔伝』などと同じFM音源ですが、ADPCM(源平討魔伝では人声をサンプリングして使用)が使えました。

ドラゴンスピリットのドラムはPCMかと思ったんですがFM音源のようですね。

自分はこの作品の曲のなかで、オープニングの『Sea』と、今回演奏の『Area1』、氷河ステージの『Area6』がとくに好きでした。

1987年くらいの年代になると、ゲーム音楽も音楽として本格化してきて、1ループが長くなる傾向が顕著になってきていました。
ドラゴンスピリットも1ループが長く、『Area1』はソロ回しのパートが入ったりして。

ゲーム音楽で本格的なソロパートが入ったのって、セガの『アウトラン』(1986年)が最初と思いますが、1987年あたりから他社でもそういう作品が増えてきました。

この『Area1』は、先月やったポケモンORAS『天翔ける夢』も同じテーマでしたが、飛翔・自由・夢と希望・躍動感・憧れ、というようなポジティブなイメージで大好きな曲です。

ソロも耳コピーしてみた【ソロギター演奏解説】

この曲はソロ回しが入っているので、それをどこまで再現するか?で少し悩みましたが、ギターソロ部分は全部耳コピーして弾いてみました。

キーボードソロ部分は一応コピーはしましたが、ソロギターアレンジに適してない感じなので雰囲気だけ、スラップでやってるベースソロ部分(この、ンペンペ!っていうスラップが時代を感じますよね~)は省略、ということにしました。

イントロには曲中ずっと流れているバッキングパターンをもってきました。
自分的に、このバッキングのリフがドラゴンスピリットの音楽として強烈にインプットされているので、目立つところに入れたかったんですよね。

細かいリズムとかはある程度好きに変えて弾いています。

ドラゴンスピリット AREA1 コード進行

イントロ(アレンジ=Aメロのアルペジオパターン)
C C B♭ B♭
Am7 Am7 FM7 G7
C C B♭ B♭
Am7 Am7 FM7 G7

Aメロ
C C B♭ B♭
Am7 Am7 FM7 G7
C C B♭ B♭
Am7 Am7 FM7 G7
Am Am

Bメロ
Am Am Am Am
Am/G(onA) Am/G(onA) G7 G7
F G A♭ Gm7(onB♭)
Csus4 C

間奏(8回くり返し ※演奏では5回に短縮)
C C B♭ B♭
Am7 Am7 FM7 G7

Bメロ繰り返し

アウトロ(アレンジ)
C C B♭ B♭
Am7 Am7 FM7 G7
C C B♭ B♭
Am7 Am7 FM7 G7
G7 CM7

コード進行分析

イントロ(アレンジ=Aメロのアルペジオパターン)
■Cメジャー
Ⅰ Ⅰ ♭Ⅶ ♭Ⅶ
Ⅵm7 Ⅵm7 Ⅳ Ⅴ7
Ⅰ Ⅰ ♭Ⅶ ♭Ⅶ
Ⅵm7 Ⅵm7 Ⅳ Ⅴ7

Aメロ
Ⅰ Ⅰ ♭Ⅶ ♭Ⅶ
Ⅵm7 Ⅵm7 Ⅳ Ⅴ7
Ⅰ Ⅰ ♭Ⅶ ♭Ⅶ
Ⅵm7 Ⅵm7 Ⅳ Ⅴ7
Ⅵm Ⅵm

Bメロ
Ⅵm Ⅵm Ⅵm Ⅵm
Ⅵm/Ⅴ Ⅵm/Ⅴ Ⅴ7 Ⅴ7
Ⅳ Ⅴ ♭Ⅵ Ⅴm7(♭Ⅶの代理) Ⅰsus4 Ⅰ

間奏(8回くり返し ※演奏では5回に短縮)
Ⅰ Ⅰ ♭Ⅶ ♭Ⅶ
Ⅵm7 Ⅵm7 Ⅳ Ⅴ7

Bメロ繰り返し

アウトロ(アレンジ)
Ⅰ Ⅰ ♭Ⅶ ♭Ⅶ
Ⅵm7 Ⅵm7 Ⅳ Ⅴ7
Ⅰ Ⅰ ♭Ⅶ ♭Ⅶ
Ⅵm7 Ⅵm7 Ⅳ Ⅴ7
Ⅴ7 Ⅰ

ゲーム音楽王道進行!【コード進行のポイント】

AメロはベースがⅠ→♭Ⅶ→Ⅵと下降していく『ゲーム音楽王道進行』の一つです。

ゲーム音楽王道進行の解説記事

ゲーム音楽の王道的コード進行【ゲーム音楽論08】
ゲーム音楽論 第8回はゲーム音楽に使われるコード進行について。300曲採譜した管理人BGMが感じたゲーム音楽の王道的コード進行を解説します。

この進行、Cメジャーなら
C→B♭M7→Am7
C→C7(onB♭)→F(onA)
という二通りのコード進行がつけられます。

この二つの進行は本質的には同じものですよね。
凄くよく出てくるので、おぼえておくといいと思います。

Aメロとソロ回しはずっとその進行が入った循環です。

Bメロだけ違う展開で平行調Aマイナーぽくなりますが、最後にA♭→Gm7(B♭でもいいと思う)→Cという進行が出てきます。

ここはA♭→B♭→Cととればサブドミナントマイナーで解釈できるし、A♭→Gm7→CならCマイナーキーのコード拝借(同主調への一時的転調)と捉えられます。

これらも『メジャーキーに同主調マイナーキーの音が混じる』ということで本質的には同じものです。

これ、細江さんは音楽知識ゼロで感覚だけで作ったと言ってますが、ほんとかなぁw

1980年代アーケードゲームのゲーム音楽 ソロギターアレンジ

1980年代アーケードゲームの楽曲 ソロギターアーケード
1980年代のアーケードゲーム(ゲームセンターのゲーム)の楽曲のソロギターアレンジをまとめてあります。

コメント

  1. ppp より:

    いいですね、ドラスピ。
    イントロのアルペジオで思わずニッコリ。
    ソロパートのフレーズで更にニッコリです。
    私は楽器はからきしなので、羨ましいです。
    ドラスピのドラムはFM音源です。
    日本ファルコムもよくこういうドラムを使っていましたが、FM音源のアルゴリズム(オシレーターのつなぎ方)が違うので、こちらは重くて硬質な音ですね。エンディング曲はナムコ音源C30もバッキングに使用しています。

    • BGM より:

      pppさん、ご視聴&コメントありがとうございます!
      ドラムはFM音源なんですね。
      さすが、お詳しいですね。助かります。
      記事修正しておきます。