テラクレスタ「メインテーマ」【ギター演奏・コード進行61】

テラクレスタ メインテーマ
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難易度☆★★★★(難しい)

1985年:アーケードゲーム
メーカー:
日本物産(Nichibutsu)
タイトル名:テラクレスタ(Terra Cresta)
曲名:テラスレスタのテーマ(Terra Cresta Theme)
作曲:吉田健志(Kenji Yosida)
演奏難易度:☆★★★★(難しい)

ゲーム音楽ソロギター演奏動画・コード進行解説の第61弾は、日本物産の1985年のシューティングゲーム「テラクレスタ」のメインBGM。

日本物産初のFM音源作品で、子供時代にゲーセンでやりこんだ思い出のタイトルです。

ギターアレンジはかなりテクニカルなものになりました。

テラクレスタ作品概要

テラクレスタは日本物産が開発し、1985年10月より稼働開始アーケードゲームで、ファミコンやX68000などにも移植されました。

テラクレスタはムーンクレスタ(1980年)の続編であり、ムーンクレスタがウリにしていた合体要素を継承・進化させた縦スクロールシューティングゲームです。

自機が無敵の火の鳥になるところなど『科学忍者隊ガッチャマン』をオマージュした演出が随所に出てきます。

合体要素やガッチャマン的戦隊要素、超合金ぽい敵キャラなど、もろに小中学生男子をターゲットにした要素満載でしたよね。

音楽も典型的ピコピコ系ゲーム音楽+ヒーロー戦隊モノ要素もあって、当時少年だった人にはたまらんゲームでした。

自分のテラクレスタ体験

自分はテラクレスタに出会ったのは丁度ゲーセン通いがピークにさしかかっていた時期で、めちゃめちゃハマってプレイしたので、かなり上達しました。

ちなみに、自分が初めてやったアーケードゲームは近所の駄菓子屋にあったムーンクレスタで、1982年頃の話です。

そして1985年秋は音楽に興味を持ち始めた時期で、50円ゲーセンにチャリで通っていました。

テラクレスタが登場したときはムーンクレスタの続編ということで「これはゼビウス+ムーンクレスタだな」と思って、もろに好みのゲームだったので、早速プレイしはじめました。

合体システムは凄く楽しかったですよね。3機合体が一番使いやすいので、いつも3機で止めてプレイしてましたね。

テラクレスタの音楽

テラクレスタは、音楽もめちゃめちゃ気に入ってました。

ニチブツのタイトルはテラスクレタからFM音源になっているのですが、初期基板はPSGのものがあるようです。

この時期のアーケードゲームの音楽はFM音源への過渡期で一大変革期の真っ只中だったんですが、同時期のカプコン『魔界村』、タイトー『影の伝説』、セガ『スペースハリアー』と、これの4作品が最も印象に残っている音楽です。

日本物産のゲーム音楽は独特ですよね。

テラクレスタも音色の選び方が良くて、聴くと強制的にテンションが上がります。

日本物産について

ニチブツの通称で知られる会社ですが1975年頃よりアーケードゲーム業界に参入、最初はブロック崩しやスペースインベーダーなどのコピーゲームを作っていました。

1980年にムーンクレスタとクレイジークライマーというオリジナルな作品をヒットさせて一線のゲームメーカーに躍進しました。

1983年にはマイビジョンという家庭用ゲーム機も開発してますが、ファミコンの影に隠れる形となってしまいました。

日本物産は、このテラクレスタを皮切りにFM音源を搭載したアーケードゲームを立て続けに発表していますが、その金属質で熱いサウンドは独特で「ニチブツサウンド」と呼ばれます。

でも、一般的にはニチブツというと「ニチブツ麻雀」のイメージですよね。

1990年頃からはニチブツ麻雀シリーズとして脱衣麻雀ゲームを主力とするようになり、それ以降ほぼアダルト系のゲーム専門のメーカーになっていきます。

色んな意味でアクが強いメーカーと思います。

吉田健志さん【作曲者】

テラクレスタの作曲者、吉田健志さんはもともとはベーシストで、1967年頃から複数のフォーク系のバンドにサポートとして参加、1971年にフォークグループ「貝がら」のベーシストになります。

その後、ベーシスト活動の傍ら、CMや映画の音楽を手掛けていましたが、1985年に日本物産に入社、「ニチブツサウンド」の中核的なコンポーザーになります。

1985年というとゲーム音楽は黎明期を抜けて発展期に入り、各社とも音楽専任スタッフを採用して本格的に取り組み始めた時期ですが、その中でニチブツサウンドは異彩を放っていました。

吉田さんは1997年頃まで日本物産に在籍して音楽を制作していたようです。

テクニカルチャレンジ系【ソロギター演奏解説】

久々のピコピコ系ですが、このタイプの曲は人間の手で弾くのが難しいのが多いです。

テラクレスタもかなり細かいスケールやアルペジオが出てきますが、採譜してみると「やって出来無くはないレベル」だったので、そうするとなんとか弾いてやりたくなるんですよね。

――という事で挑戦しました。

ですが、やはりソロギターで、というとかなりの難易度になりました。

エレキでメロディーだけなら、それほどでもないと思いますが、ベース音を押さえながら細かいフレーズを弾くのは難易度が高いです。

フラメンコではそういう奏法を多用するので、技術的にはなんとかなりましたが、アレンジを指が記憶するまで時間を要しました。

ただ、1回指がおぼえてしまえば、最高難易度の星5つにするほどの超絶難易度ではない、と感じたので星4つにしました。

テラクレスタのテーマ コード進行

イントロ
F F/D7(onF♯) G
C C

Aメロ
C7 C7 C7 C7
E♭ E♭ C7 C7
C7 C7 C7 C7
E♭ E♭ C7 C7

Bメロ
G7 G7 C7 C7
F7 D7(onF♯) G G

Cメロ
C C7(onB♭) F(onA) A♭7(♯11)
C C7(onB♭) F(onA) A♭7
C C7(onB♭) F(onA) A♭7
C G7sus4 G7

コード進行分析

イントロ
■Cメジャー
Ⅳ Ⅳ/Ⅱ7 Ⅴ7
Ⅰ Ⅰ

Aメロ
Ⅰ7 Ⅰ7 Ⅰ7 Ⅰ7
♭Ⅲ ♭Ⅲ Ⅰ Ⅰ
Ⅰ7 Ⅰ7 Ⅰ7 Ⅰ7
♭Ⅲ ♭Ⅲ Ⅰ Ⅰ

Bメロ
Ⅴ7 Ⅴ7 Ⅰ7 Ⅰ7
Ⅳ7 Ⅱ7 Ⅴ7 Ⅴ7

Cメロ
Ⅰ Ⅰ7 Ⅳ ♭Ⅵ7
Ⅰ Ⅰ7 Ⅳ ♭Ⅵ7
Ⅰ Ⅰ7 Ⅳ ♭Ⅵ7
Ⅰ Ⅴ7sus4 Ⅴ7

コンパクトながら完璧な構成【コード進行のポイント】

主調はCメジャーキーですが、いきなりC7から入ってE♭へと進行するやや変態的な進行です。

このAメロの流れがカッコいいですよね。

そして戦隊ヒーローものっぽいBメロはドミナント7th化された3コード。

ドミナント7th化された3コードはブルースで使うコードですが、ブルースっぽいか?というと全くそんな感じは無く、独特の音楽性ですよね。

その後、クライマックスのアルペジオからCメロ部分はサブドミナントマイナー絡みのベース下降進行です。

ここはC→B♭6→Am7→A♭7としてもいいと思います。

コード進行的にみると、当時のゲーム音楽としては、かなり凝った構成だと思います。

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