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イース Feena【ギター演奏・コード分析04】

難易度☆☆☆★★(易しい)

オープニングタイトル曲【曲紹介】

1987年 PC8801mkⅡSR他
作曲:古代裕三

イース ゲーム画面
(C)日本FALCOM CORPORATION

イースは1987年に発売されたPC-8801mkⅡSR用のアクションRPGで、当時のPC用のゲームとしては大ヒットしました。

その後ファミコン含めいろいろなハードに移植され、イース・シリーズは日本ファルコムの看板シリーズの一つになっていきます。

この曲『Feena』はイース第一作のオープニングタイトル曲です。
それまでのゲーム音楽には無かった神秘的な曲調がすごく印象に残っています。

ゲーム自体は『ハイドライド』のヒットからの流れの見下し型ARPGで完成度も高かったのですが、自分はこのオープニングにヤラレました。

古代祐三さん【作曲者】

作曲者の古代裕三さんですが、子供時代に久石譲さんに師事したことがあるそうです。

古代さんの作風からは久石さんっぽさはあまり感じられないのですが、この『Feena』は彼の作品の中では久石さん的なフィーリングを感じます。
ちょっと映画のテーマ曲的な作りだからと思います。

デビュー前

彼は高校時代にゲームが好きでPC-8801mkⅡSRで『ドルアーガの塔』の音楽を打ち込んだりしてたみたいですね。

その後
グラディウス
スペースハリアー
などの音楽に感化されてゲーム業界に入っていくことになります。

業界に入る少し前、彼は『YK2』の名前で『マイコンBASICマガジン』(通称ベーマガ)にゲーム音楽のプログラムリストを連載していました。

自分は彼のプログラムリストを見て、PC-8801mkⅡFRに打ち込んで演奏させたのが最初の音楽制作(?)経験なので、(一方的にですが)物凄く親近感をおぼえている作家さんです。
1986年春~夏頃の話です。

ファルコムに自作曲持ち込みで入社

その少し後に、古代さんは日本ファルコムに自作曲を持ち込みして急遽採用になり、『ザナドゥ・シナリオⅡ』(1986年10月発売)に収録されることになります。

『ザナドゥ・シナリオⅡ』は発売日に買いましたが、オープニングとレベル9(だったかな)の曲だけ毛色がちがうなー、ちょっとロック調でカッコいいなー。と思っていたのがその持ち込み曲だったようで。

そのすぐ後に『ロマンシア』。このOP曲も好きでした。
それからしばらくして、本作『イース』へと繋がっていきます。

当時の古代さんの音楽傾向

古代さんの家はお母様がピアニストで、ご本人もピアノとバイオリンを習っていたというクラシック音楽一家です。

クラシック音楽が古代さんのバックボーンにあるのは間違いありませんが、当時本人はロックっぽいサウンドが好きだったようで、初期はロックぽい作品が多いです。
その中で、この『Feena』は異色ですが、彼の代表作といえばこの曲をイメージする方も多いと思います。

FM音源の申し子

もう一つ古代さんの特筆すべき点として、音色作りの巧みさがあります。

ベーマガ時代からPC-8801mkⅡSRでFM音源の音作りに習熟していて、当時の業界ではFM音源の音作りで右に出る人はおらず、あっという間にトップクリエイターになっていきました。

1990年末に出たスーパーファミコンの『アクトレイザー』でも、最初は使い慣れた88SRで作曲したくらい、PC88のFM音源を、それこそ体の一部になるくらい使い込んでいたんでしょう。

作曲能力の高さはもちろんですが、
『FM音源の申し子』
として地位を確立した作家と思います。

『間』が難しい曲【ソロギター演奏】

音に関して、『おおぞらをとぶ』で感じたんですが、こういうリズムトラック無しで間がある曲はリバーブが欲しいので、ちょっと手間ですがマイク録音しました。

スマホ内蔵マイクでも同時に録っていたんですが、比べるとやはり全然違いますね。

演奏のポイント

冒頭のトレモロが音が出にくくてキツかったです。

それから、この曲の最大のポイントですが『間』が難しいですね。
間が持たずにフレーズの間に何かやって埋めたくなるんですが、そこは我慢して何もしない、っていうのが、意外と難しかったです。

イントロについて

冒頭のトレモロ部分、編曲ミスで撮り直しになりました。
最初に上げたバージョンではAM7一発でしたが、正解はAM7/AmM7ですね……
結構重要なとこなので録画しなおしました。

採譜時のコードメモを見ながらアレンジしたんですが、コードメモを間違えたかAmM7を書き忘れたかで、原曲を確認せずにアレンジしてしまったわけです。

これからはアレンジ時に再度原曲を聴いて間違いを修正してから作業に入ろうと思います。

Ys フィーナ コード進行

イントロ
AM7 AmM7 AM7 AmM7
B7sus4 B7 B9 B7
B7sus4 B7 B9 B7

Em7 Em7 Em7 Em7

Aメロ
Em9 Em9 Em9 Em9
FM7 FM7 FM7 FM7
Em9 Em9 Em9 Em9
FM7 FM7 FM7 FM7
Emadd9 Emadd9 Emadd9 Emadd9

Bメロ
FM7 FM7 FM7 FM7
Em7 Em7 Em7 Em7
FM7 FM7 FM7 FM7
Em7 Em7 Em7 Em7
Em7 Em7

コードアナライズ

イントロ
■key=Eメジャー
ⅣM7 ⅣmM7 ⅣM7 ⅣmM7
Ⅴ7 Ⅴ7 Ⅴ7 Ⅴ7
Ⅴ7 Ⅴ7 Ⅴ7 Ⅴ7

■key=Eマイナー
Ⅰm Ⅰm Ⅰm Ⅰm

Aメロ
♭ⅡM7 ♭ⅡM7 ♭ⅡM7 ♭ⅡM7
Ⅰm Ⅰm Ⅰm Ⅰm
♭ⅡM7 ♭ⅡM7 ♭ⅡM7 ♭ⅡM7
Ⅰm Ⅰm Ⅰm IⅠm

Bメロ
♭ⅡM7 ♭ⅡM7 ♭ⅡM7 ♭ⅡM7
Ⅰm Ⅰm Ⅰm Ⅰm
♭ⅡM7 ♭ⅡM7 ♭ⅡM7 ♭ⅡM7
Ⅰm Ⅰm Ⅰm Ⅰm
Ⅰm Ⅰm

ナポリコード(♭ⅡM7)多用【コード進行のポイント】

コード進行は至ってシンプルです。

Eメジャーの導入部から同主調Eマイナーの本題へ。

あとはひたすらbⅡM7(いわゆるナポリコード)とImが繰り返されます。

FM7(bⅡM7)のところはFリディアンになり、それなりの長さがあるので交互に転調してる感じもあります。

古代祐三さんの曲 ソロギターアレンジ

アクトレイザー フィルモア【ギター演奏・コード分析24】
スーパーファミコン初期の名曲の演奏です。アクトレイザーより『フィルモア』。作曲者の古代裕三さん紹介、コード進行なども書いています。
セブンスドラゴン 密林航行【ギター演奏・コード分析38】
セブンスドラゴンより『密林航行』の演奏。古代裕三さん作曲で森林系のステージで流れる曲です。『世界樹の迷宮』との関連やコード進行の解説もしています。

コメント

  1. パス力ル より:

    リバーブが入るとグッと雰囲気が出てイイね

  2. BGM より:

    パスカルさん、こんばんは~
    そう、ソロ曲はリバーブ使えるとまったく印象ちがうし
    楽器用マイクで録ったほうが元の音もぜんぜんいいんですよ。
    ただ、手間がかかるし、カメラアングルとかも制限されるので
    今後要研究です。