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アウトラン Passing Breeze【ギター演奏・コード分析46】【夏曲その3】


難易度☆☆★★★(普通)

夏曲3曲目 ラテン・フュージョン曲【曲紹介】

1986年 アーケードゲーム
作曲:川口博司

アウトラン ゲーム画面

夏曲第三弾です。
前々回の『Splash Wave』に続いて、アウトラン3曲のうち1曲『Passing Breeze』の演奏をお届けします!
アウトランの音楽についての概要はSplash Waveの記事にも書いていますので、是非ご一読を。

アウトラン Splash Wave 【ギター演奏・コード分析44】【夏曲その1】
梅雨明けですね!今年は『夏曲』を何曲かお届けします。夏曲第1弾は、アウトランより『Splash Wave』フラメンコアレンジです。コード進行解説もあります。

今回演奏のPassing Breezeはアウトラン3曲の中では一番落ち着いた曲調で、他の2曲に比べてやや地味な印象があるんですが、メロディーがとても味わい深いものがあるし、優しい曲調の中にしっかり盛り上がる部分もあってメリハリの効いた名曲だと思います。

自分はゲーセン通い時代、当初はPassing~の選曲率は低めでしたがアウトランのサントラCDを買ってからこの曲の良さに気がつきました。
以降アウトランをプレイするときはPassing~ばかり選曲していた記憶があります。

アウトラン3曲の中では最も正統的なラテン・フュージョン曲と思います。
ベースラインや随所に入るキメが1980年代のインスト・フュージョン音楽っぽいですよね!

ソロギターアレンジでは、ボサノバやフラメンコに寄せてギター音楽化を試みてます。

アウトラン3曲の演奏について

先月演奏した『Splash Wave』のときは「常考、アウトランは3曲で1組やろ~」みたいな声がきこえてくるし、自分もそう思います。

なので、アウトラン三曲はあまり間を空けずにこの夏の間に、連続花火のようにやりたかったんですが、曲長いし、アレンジ難しいし、体調崩すし、ブログリライト終わらないしで、思うようには進みませんでした。

今回、夏が終わる前になんとかアウトラン2曲目(夏曲は3曲目)をアップすることができました。
現実世界はまだまだ暑い日が続くと思いますが、暦の上では『夏』は8月まで、9月はもう『秋口』という認識なので、なんとか8月中に間に合わせた形です。

夏曲は当初5曲用意したんですが、残り2曲のうち片方は同じくアウトランの『Magical Sound Shower』です。
これはソロをどこまで再現するか、または全然違うアレンジにしてしまうか?
というところでなかなか決まらず、Passing Breezeのほうが先に録音してみようか?というレベルに達したので、今回の演奏となりました。

今回のPassing~のほうは、とくに途中の大サビのあたりとか『夏の終わり』という感じがして時期的にマッチしてますが、Magical~のほうは『盛夏!!』という感じがするので、演奏時期を逃したかな……

先週からこの曲のアレンジに集中したため、Magical~のほうは現時点でソロパートどうするかぜんぜんまとまってないし、来年かなぁ。

実はSplash WaveとPassing Breezeは曲名が逆?

前々回演奏した『Splash Wave』と今回演奏の『Passing Breeze』の曲名は逆なんじゃ?という話は昔から言われていることですが、ちょっと調べてみました。

要約すると、原曲をゲームに組み込む作業のどこかでミスがあって、これら2曲の曲名が入れ替わった状態で製品化された。
で、前々回演奏した『Splash Wave』が当初は『Passing Breeze』で、今回の『Passing Breeze』が当初は『Splash Wave』だった。

という話で、サントラ盤ではこの2曲の曲名が盤によって入れ替わったりしていて、ファンや関係者を混乱させてきた、という経緯があります。

でも、世間ではゲーム本体に入ってる曲順・曲名で浸透しているし、作曲者の川口さん本人も、『どちらでもいいですw』みたいな感じなので、一般的な認識通り前々回演奏の曲が『Splash Wave』、今回の曲が『Passing Breeze』でいいかと思います。

ボサノバアレンジの予定がフラメンコ寄りに【ソロギター演奏】

今回の演奏は当初はボサノバ調でソフトアレンジにしよう、なんて構想してたんですが、やってるうちに熱くなってフラメンコに寄ってきてしまいましたw

曲自体はそれほど難しいわけではないんですが、アレンジの組み立てやテンポの設定に時間がかかってます。

曲も長いので『Splash Wave』と同様の処理をして、Aメロ、Bメロ、Cメロの繰り返し部分をバッサリ落として、1回りで大サビ=Dメロに行っています。
それでも3分半あります。

結局これくらいの長さがあるとアレンジが決まっても暗譜に数日以上かかるので、総工程で二週間くらいはかかりますね~。
この曲も大サビの2コード繰り返しが似たようなフレーズ連続で暗譜に苦労したり。

まあ、この大サビはそこまで忠実に再現しなければならないフレーズではないと思いますが、極力原曲のラインをおぼえてやってみました。

エンディングはCメロの最後を繰り返してシンプルな終わりかたにしました。

OurRun パッシング・ブリーズ コード進行

イントロ
AM9 AM9 FM9 FM9
DM7(onE)(5-6-1-3) DM7(onE)(5-7-1-b2) E7 E7

Aメロ
AM9 AM9 F♯m9 F♯m9
Bm7 Bm7 E9(♯11) E7
AM9 AM9 F♯m9 F♯m9
Bm7 Bm7 E9(♯11) E7

Bメロ
DM9 DM9 A69 A69
DM9 DM9 AM9 AM9
DM9 DM9 A69 A69
DM9 DM9 AM9 AM9
Bm7(onF♯) E7 F♯7 F♯7

Cメロ
DM7 C♯m7(onE) F♯m7 F♯m7
DM7 C♯m7(onE) F♯m7 F♯m7
DM7 C♯m7(onE) F♯m7 F♯m7
D6 C♯m7(onE) F♯m7 F♯m7

Aメロ Bメロ Cメロ繰り返し(演奏では省略)

Dメロ
Dm9 Dm9 Em7 Em7
Dm9 Dm9 Em7 Em7
Dm9 Dm9 Em7 Em7
Dm9 Dm9 Em7 Em7

Dm9 Dm9 Em7 Em7
Dm9 Dm9 Em7 Em7
Dm9 Dm9 Em7 Em7
Dm9 Dm9 Em7 Em7
DM9(13) C♯m7(onE) F♯m7 F♯m7

Cメロ繰り返し

エンディング(アレンジ)
D6 C♯m7(onE) F♯m7 F♯m7

コードアナライズ

イントロ
■Aメジャー
ⅠM9 ⅠM9 ♭ⅥM9 ♭ⅥM9
ⅣM7(onE) ⅣM7(onE) Ⅴ7 Ⅴ7

Aメロ
ⅠM9 ⅠM9 Ⅵm9 Ⅵm9
Ⅱm7 Ⅱm7 Ⅴ7 Ⅴ7
ⅠM9 ⅠM9 Ⅵm9 Ⅵm9
Ⅱm7 Ⅱm7 Ⅴ7 Ⅴ7

Bメロ
ⅣM9 ⅣM9 ⅠM7 ⅠM7
ⅣM9 ⅣM9 ⅠM7 ⅠM7
ⅣM9 ⅣM9 ⅠM7 ⅠM7
ⅣM9 ⅣM9 ⅠM7 ⅠM7
Ⅱm7(onⅣ) Ⅴ7 Ⅵ7 Ⅵ7

Cメロ
ⅣM7 Ⅲm7(onⅤ) Ⅵm7 Ⅵm7
ⅣM7 Ⅲm7(onⅤ) Ⅵm7 Ⅵm7
ⅣM7 Ⅲm7(onⅤ) Ⅵm7 Ⅵm7
Ⅳ6 Ⅲm7(onⅤ) Ⅵm7 Ⅵm7

Aメロ Bメロ Cメロ繰り返し(演奏では省略)

Dメロ
■Aマイナー
Ⅳm9 Ⅳm9 Ⅴm7 Ⅴm7
Ⅳm9 Ⅳm9 Ⅴm7 Ⅴm7
Ⅳm9 Ⅳm9 Ⅴm7 Ⅴm7
Ⅳm9 Ⅳm9 Ⅴm7 Ⅴm7

Ⅳm9 Ⅳm9 Ⅴm7 Ⅴm7
Ⅳm9 Ⅳm9 Ⅴm7 Ⅴm7
Ⅳm9 Ⅳm9 Ⅴm7 Ⅴm7
Ⅳm9 Ⅳm9 Ⅴm7 Ⅴm7
ⅣM9 Ⅲm7(onⅤ) Ⅳm7 Ⅳm7

Cメロ繰り返し

エンディング(アレンジ)
Ⅳ6 Ⅲm7(onⅤ) Ⅵm7 Ⅵm7

シンプルなコード進行だが、よく考えられた構成【コード進行のポイント】

AメロはシンプルなメジャーのⅠ Ⅵ Ⅱ Ⅴですが音の選び方が洒落ています。

Bメロはフラメンコ式のカッティング奏法を絡めていますが、M7や69のコードってあまり強く弾くと綺麗に響かなかったりするので、力加減が難しいです。

サビへの導入が最初だけF♯7(メジャートライアドでもok)、2回目以降はF♯m7というのもミソかな。
そのサビ導入部分が、この曲のクライマックスポイントに感じたので、ラスゲアードでガツンと締めるアレンジにしてみました。

Cメロ=サビはメロディーをルートでとってる場所も多く、ストレートな表現になっていて、洒落た音使いのAメロとメリハリがついています。

Dメロ=大サビは同主調Aマイナーに転調してます。
ここは、ずっとDm7とEm7の2コードで似たようなフレーズが続くので、カットして短くしようかとも思いました。

でも、そうすると次にCメロ(2回目)に抜けるまでのタメが短すぎる感じなので、よく考えた上この長さなんだろうな、と感じて原曲の長さで演奏しています。

川口博史さん(Hiro師匠)の曲 ソロギターアレンジ

スペースハリアー メインテーマ【ギター演奏・コード分析15】
スペースハリアーのメインテーマをフラメンコギターアレンジで。この曲は自分の原点のひとつで、自分らしさが出せたアレンジと思います。作曲者の川口博司さん紹介・コード進行なども。

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