アウトラン「Magical Sound Shower」【ギター演奏・コード進行68◆夏曲】

アウトラン Magical Sound Shower 動画
↑クリックで動画再生

1986年:アーケードゲーム
メーカー:
セガ(SEGA)
タイトル名:アウトラン(OutRun)
曲名:マジカルサウンドシャワー(Magical Sound Shower)
作曲:川口博史(Hiroshi Kawaguchi、Hiro師匠)
演奏難易度:★★★★★(激ムズ)

ゲーム音楽ソロギター演奏動画・コード進行解説の第68弾は、2020年夏曲の第1弾として、アウトランより「Magical Sound Shower」です。

気温が上がってきてエアコンが必要になってきました。

今年は、まだしばらく梅雨が続きそうですが、予報ではあと2週間くらいで梅雨が明けて夏が来ます。

新型コロナ→7月豪雨と大変な状況が続いている時ではありますが、今年も昨年に続き、熱かったり、爽やかだったり、涼しげだったりする、「夏曲」を何曲か演奏していこうと思います!

カリビアンカラーのカラフルな曲

アウトランは1986年にセガが発売した大型筐体のレーシングゲームで「体感シリーズ」の第3弾です。

アウトランのBGMは当時としては非常に凝ったもので、ゲームスタート時に3曲用意された中から選曲できるようになっていました。

作曲はスペースハリアーやファンタジーゾーンを手掛けた川口博史さんです。

アウトランの音楽はラテンやフュージョンが基調になっていて、ゲームの舞台も夏の季節感だし、自分の中のイメージでは「夏のゲーム音楽」の筆頭とも言えるものです。

中でも、この曲「Magical Sound Shower」は、スチールパンのソロをフィーチャーしたりしてカリビアンカラーが濃い曲で、アウトラン3曲の中でも一番ラテン音楽寄りの、熱く、カラフルな色彩の曲です。

アウトラン最後の一曲

昨年夏にアウトランの曲から「夏曲」として「Splash Wave」「Passing Breeze」の2曲を演奏しましたが、残り1曲「Magical Sound Shower」をやる前に夏が終わってしまい、見送りになっていました。

「Magical Sound Shower」は凝ったソロが入ってるし、それをコピーしてソロギターで弾くのは至難に思えたので、やるなら時間をかけてやりたい、というのもありました。

そこで、今年の夏こそは!ということで、6月からソロの耳コピーなど始めて、1か月くらいかけて他の事と平行しながら準備して今回の演奏となりました。

1か月かけた力作アレンジ【ソロギター演奏】

通常なら1つのアレンジ演奏にかける期間は、練習・記事執筆など全部含めて1週間程度なので、1曲に1か月かけるのは異例のことであり、いかにこの演奏に気合いが入ってるのか、お分かりいただけるかと。

今回はアレンジ面もかなり本気モードで取り組んでいて、リズムトラックの制作だけでも1週間くらいかけています。

フラメンコアレンジ

原曲はキューバ音楽ぽいアレンジですが、キューバ音楽と自分の専門であるフラメンコは親和性が高いのでフラメンコアレンジがしやすいです。

なので昨年演奏の2曲に続き、今回もフラメンコに寄せたアレンジにしました。

ソロパートもやることに

最大の問題が、ソロパートをどうするか?でした。

ソロが難しそうなのは最初から分かっていましたが、譜面に起こしても、全くおぼえられる気がしません(笑)

ソロは丸々カットしようか?とも思いましたが、この曲はソロのインパクトも大きな魅力なわけだし、やはりソロは弾きたいので、練習しながら色々考えました。

今まで、ゲーム音楽演奏では原曲再現も重視してきたわけですが、今回のソロパートに関しては、大筋のラインと雰囲気だけ再現して、細かいところは自分なりのフレージングでソロを弾こう、という方向になっていきました。

なので「ソロ、音が違うよ」という突っ込みは無しでお願いします……。

ソロ以外の部分も、6連符速弾きがあったり、オクターブ奏法でのキメが大変だったり、その他全体的な手間や、練習にかかった時間を考慮して、久々の最高難易度=星5つとします。

まぁ、ソロと速弾きとキメを弾かなければ星3つくらいと思われますが。

Magical Sound Shower コード進行

イントロ(オリジナルは8回繰り返し。演奏では短縮して4回)
Am/G/D(onF♯) Am/G/D(onF♯) Am/G/D(onF♯) Am/G/D(onF♯)
Am E7 E7

ブリッジ1
Am/G/Am Am/G/Am Am/G/Am Am/G/Am

Aメロ
Am G Gsus4 Am
Am G Gsus4 Am

Bメロ
F/G Am F/G Am
F/G Am F/G Am
Am Am

ブリッジ1、Aメロ、Bメロ 繰り返し(演奏では省略)

ブリッジ2
Am Em7 Am
F/G G/Am F/G G/Am
E7 E7

ソロ 32小節
Am D7 Am D7 を8回繰り返し

ブリッジ2、ブリッジ1、Aメロ、Bメロ 繰り返し

エンディング(アレンジ)
F/G Am F/G Am
F/G Am F/G Am

コード進行分析

イントロ(オリジナルは8回繰り返し。演奏では短縮して4回)
■Aマイナー
Ⅰm/♭Ⅶ/Ⅳ Ⅰm/♭Ⅶ/Ⅳ Ⅰm/♭Ⅶ/Ⅳ Ⅰm/♭Ⅶ/Ⅳ
Ⅴ7 Ⅴ7

ブリッジ1
Ⅰm/♭Ⅶ/Ⅰm Ⅰm/♭Ⅶ/Ⅰm Ⅰm/♭Ⅶ/Ⅰm Ⅰm/♭Ⅶ/Ⅰm

Aメロ
Ⅰm ♭Ⅶ ♭Ⅶ Ⅰm
Ⅰm ♭Ⅶ ♭Ⅶ Ⅰm

Bメロ
♭Ⅵ/♭Ⅶ Ⅰm ♭Ⅵ/♭Ⅶ Ⅰm
♭Ⅵ/♭Ⅶ Ⅰm ♭Ⅵ/♭Ⅶ Ⅰm
Ⅰm Ⅰm

ブリッジ1、Aメロ、Bメロ 繰り返し(演奏では省略)

ブリッジ2
Ⅰm Ⅴm7 Ⅰm
♭Ⅵ/♭Ⅶ ♭Ⅶ/Ⅰm ♭Ⅵ/♭Ⅶ ♭Ⅶ/Ⅰm
Ⅴ7 Ⅴ7

ソロ 32小節
Ⅰm Ⅳ Ⅰm Ⅳを8回繰り返し

ブリッジ2、ブリッジ1、Aメロ、Bメロ 繰り返し

エンディング(アレンジ)
♭Ⅵ/♭Ⅶ Ⅰm ♭Ⅵ/♭Ⅶ Ⅰm
♭Ⅵ/♭Ⅶ Ⅰm ♭Ⅵ/♭Ⅶ Ⅰm

ソロはAドリアンモード【コード進行のポイント】

コード進行に関しては何も言うことがないくらいシンプルなので、アナライズは簡単です。

でも、この曲に限らずシンプルな進行をギター一本で聴かせようと思うと、逆にかなり工夫しなければいけないことが多いので、使用コードがシンプルだから演奏も簡単、というわけではないです。

ソロの部分はひたすらAmとD7ですが、雰囲気的に転調ではなく、Ⅰm Ⅳ7と感じます。

ソロはAドリアンモードと捉えてやっています。

AドリアンとDミクソリディアンは同じ音だし、アボイドノートも少ないので、自由に音が出せますね!

コメント