今回作品より曲紹介記事を先行配信しています。このブログはリンクフリーです。(2019年6月15日更新)
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ゲーム音楽史04 初期の8ビットPCと日本のゲーム業界事情

アーケードゲームから始まったゲーム音楽の歴史ですが、
1982年ごろから家庭用のPCやゲーム機でもPSGが普及して徐々に
ゲーム音楽のための環境が整ってきました。
今回は初期の8ビットPC=マイコンについて書こうと思います。

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先進国アメリカの状況~AppleIIの発売

1977年にアメリカで『APPLEII』が発売され、
これには一応サウンド機能が備わっていたらしいのですが
後に拡張用のPSGカードが出ているので、
初代のはBEEP音の音程を変えられるタイプでしょうか。
すみません、AppleIIのハードはあまり詳しくありません。

apple_ii

家庭用のゲームに関しては、このAppleIIと、
次回とりあげるゲーム機Atari2600(1977年発売)のソフトが
1980年代に入る以前から相当数出回っていて、
この時代はまだアメリカが圧倒的に進んでいました。

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国産初のPC

国産のPCは1978年の日立MB-6880、SHARPのMZ-80Kが最初ですね。
1979年にはNECからPC-8001が発売されベストセラーとなり
NECは国産PCのトップメーカーになりました。

hard-07
しかし、この時代のPCはまだPSGも搭載しておらず、
音楽を奏でるには程遠い状態でした。

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PC-6001と『御三家』

1981年にNECから発売されたPC-6001にPSGがはじめて搭載されましたが
売れ筋は同時に出たPC-8801でした。
こちらはビジネス向きでPSGを搭載していませんでした。

PC-6001は今思うと低価格で革新的な機能を備えたPCでしたが
グラフィックの解像度が低かったために、
ゲームなどのホビー用途としてあまり評価されなかったように思います。

翌1982年に富士通FM-7とSHARP X1というPSG搭載のホビー機が発売され大ヒット
PC-8801とともに『御三家』と呼ばれていました。

hard-39fm-7    Sharp_x1_normal_1

御三家に共通していたのは640×200ドットのカラー表示が可能で、
細かいグラフィックやテキスト表示が要求される
RPG、シミュレーション、アドベンチャーなどの
ジャンルのゲームに適していたことです。

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初期のPCゲームの業界事情

PC6001~御三家あたりが国産PCのゲーム音楽の夜明けと言っていいですが、
なにしろハードも貧弱だし、音楽を作るスタッフもいません。
国産ゲームソフト業界は立ち上がったばかりで、資金もなければ、人材もいない状態です。
ゲームメーカーはほとんどがベンチャー企業で、プログラマーも不足していたため
プログラムコンテストなどを開催してアマチュアから人材を集めていた、そんな時代でした。

当然のことながら、
音楽の質もナムコなどのアーケードゲームとは比べるべくもなかったです。

その後、1983年にMSXが発売されPCも低価格で買えるようになりましたが、
同じような環境が続いていました。

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自分の初期PCゲームの音楽体験

自分は1984年にMSXを購入、
翌1985年にはMSXを売却してFM-NEW7(FM-7の廉価版)を中古で購入して
いろいろゲームもやりました。

なぜ最初ファミコンではなくMSXだったかというと、当時PCやプログラミングに憧れがあって
RPGやアドベンチャーといったゲームがやりたかったからです。

しかし、すぐにMSXではそういうゲームは厳しいということが分かって
FM-NEW7に買い替え、アクションゲームはファミコンでやるという形になりました。
当時は弟と二人で、お年玉や小遣い、それまでに貯めた貯金を全てPCやゲームにつぎ込んでいました。
まあ、子供の資金力なのでゲームソフトも中古や貸し借りが中心で周回遅れな感じでしたが。。

MSXとFM-NEW7でやった初期のPCゲームの音楽で一番記憶に残っているのは
『ボコスカウォーズ』(1983年発売)のテーマです。
『進めー、進めー、者どーもー』ていう歌詞がついてたアレです。


(C)ASCII

でも、これはインパクトが強くて耳には残るんですが、
音楽として感動したか、というと、ちょっと違いますよね。
あとはFM-7版の『ハイドライド』や『ザ・キャッスル』の音楽は憶えていますが、
曲としてはかなりシンプルなものでした。

ーーーーー国産PCの奏でる音楽がそれなりのレベルに達して
アーケードゲームと肩を並べられるくらいになるのは
1985年発売のPC-8801mkIISRの普及を待たねばなりません。

次回は今回と同時代(1977年~1983年ごろ)の、初期の家庭用ゲーム機について書こうと思います。

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関連リンク

ゲーム音楽史 前回 ゲーム音楽史03 業界初の音楽専任スタッフ~大野木宣幸・慶野由利子・小沢純子

ゲーム音楽史 次回 ゲーム音楽史05 初期の家庭用ゲーム機~ファミコンの登場まで

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