演奏曲紹介記事を演奏・コード進行記事へ統合しました。サイト改装・全面リライト進行中です。このブログはリンクフリーです(2019年8月3日更新)
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ファイナルファンタジー プレリュード・メインテーマ【ギター演奏・コード分析08】

難易度☆★★★★(難しい)

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FFで最も有名な2曲を組曲に【曲解説】

1987年 ファミリーコンピューター
作曲:植松伸夫

ファイナルファンタジー パッケージ

この企画で扱った中では今のところ最も有名な曲だと思います。

演奏を繋げてやっているので、曲名もひとまとめにして扱ってますが、もともとは『プレリュード』と『ファイナルファンタジーのテーマ』(ここではメインテーマとしてます)という別々の曲です。

FFシリーズは沢山出ていますが、この2曲はシリーズのほとんどのものに使用されていて、CMにも使われたりしてTVでもよくかかるので、ほとんどの人が聴いたことあるんではないでしょうか。

自分、ファミコン時代はFF1~3の存在はよく知ってましたが、やる機会を逃しました。
はじめてやったのはスーパーファミコンでFF4でしたが、まるで映画のようにシナリオも音楽もよく出来たゲームという印象でした。

ファミコン音源→スーパーファミコン音源→プレステ以降のCD音源と、順に聴いていくと感慨深いものがありますが、曲としてはFF1の時点で完成されてますね。

ファミコン音源でやっても、オーケストラでやっても聴く人の記憶に残る感動を与える名曲です。

この2曲は時代が流れてもクラシックの曲や名作映画のテーマ曲のように残っていくと思います。
ゲーム音楽の中でも、それほどの認知度と影響力を持った曲は数えるほどしかありません。

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植松伸夫さん

作曲者の植松伸夫さんの紹介をいたします。
植松さんはファイナルファンタジーシリーズの音楽を作ってきたゲーム音楽の大御所作家です。

愛称の『ノビヨ』は姪ごさんが小さい時に植松さんのことをそう呼んでいたといいます。

植松さんの実績はFF以外にも多すぎて挙げきれませんが

  • ドラクエのすぎやまこういち
  • FFの植松伸夫

と、二大RPG・二大ゲーム音楽家として並び称されますね。
植松さんは、とくに海外での評価が高いようです。

若い時代は長年一人でアングラな音楽制作活動をされており、たまたま友達だった坂口博信さんに誘われてスクウェアに入ったのがゲーム音楽家になるキッカケでした。

当時、スクウェアはファミコンへの進出が遅れために経営難に直面していて、もし『ファイナルファンタジー』がコケたら倒産、という状態だったそうです。

それが、90年代にはスクウェアは最大のゲームメーカーに、植松さんは『ゲーム音楽の巨匠』と呼ばれる評価と実績を残すとは、世の中分からないものです。

植松さん自身はいたって謙虚な方のようで『自分は運とタイミングが良かっただけ』と言っておられますが、そこはやはり巨匠、一筋縄でいかない技量とメロディセンスです。

植松さんの音楽性と作曲技法

植松さんの音楽の特徴は幅広いジャンルからいろんな要素を巧みに取り入れていることと、すぎやまさんとはまた違った作曲技巧の高さです。

変拍子を多用したり、転調も一筋縄でいかないものが多く、コード分析も大変です。

すぎやまさんが正統的なクラシック・現代音楽・ポップスをベースにした作曲技法なのに対して、植松さんはもっと我流というか独自の理論がありそうです。
今回取り上げた2曲はわりとシンプルですが。

植松さんの音楽性は幅広いですが、とくにプログレッシブ・ロックとジョン・ウイリアムスなどの映画音楽、ここらへんが一番濃い影響を感じます。

植松さんの音楽は
『クリスタルのような透き通った美しさ』
というような形容があうと思いますが、こういう個性がファイナルファンタジーの世界観にベストマッチして、ゲームのヒットとともに彼の才能も世に知られることになるわけです。

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イントロのアルペジオをどう弾くか?【ソロギター演奏】

ファイナルファンタジーの音楽で最も有名であろう2曲を組曲にして演奏しています。
プレリュードは自分がはじめてプレイした『FF4』のバージョンです。

これ、最初の有名なアルペジオをソロギターでどう再現するか??
というのが演奏上の最大のテーマなんですが、なんとか工夫して頑張ってみました。オリジナルのイントロの4オクターブの長ーーいアルペジオはギターだと再現不可能に思えます。
単音でもフレットが足らないです。

30フレットとか7弦のエレキで単音弾きなら、転調とタッピングを組み合わせて可能なのかもしれませんが……

ここではノーマルのガットギターで頑張ってみるということで、音域を削って2往復のアルペジオに変更しました。
こうすればポジション移動せずにベース音維持できます。
イメージもそんなには変わってない……と思います。が、しかし、これでもめちゃ難しい……

なかなか音がちゃんと出なくてかなり練習しました。それで今回の演奏動画、日曜夜には投稿の予定が少し遅れました。
ここの右手ですが、上りはpppimaのアルペジオ+ハンマリング、下りはmiで弾いてます。

その他の部分はシンプルに聴こえますが、メロが6thや4thから始まったりしていて、コードを付けながらだと意外と覚えにくい&間違えやすいです。

メインテーマに入ってからは2拍ごとにコードが変わるので頭の中は結構忙しいですが、極力オープンコード~3フレットくらいで処理してるので、手のほうはそれほど大変ではないです。

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Final Fantasy “Prelude&Main Theme” コード進行

プレリュード
Cadd9 Cadd9 Amadd9 Amadd9
Cadd9 Cadd9 Amadd9 Amadd9
Fadd9 Fadd9 Gadd9 Gadd9
A♭M7 A♭M7 B♭M7 B♭M7

C Em7 Am7 G
C Em7 Am7 Em7/C
FM7 C G7 G7
A♭M7 A♭M7 B♭7 B♭7
CM7

メインテーマ
C/G(onB) F/G13 F/D7(onF♯) G7sus4/G7
Dm/A7 Dsus4/A7(♭13)(onC♯) Dm(onF)/D7(onF♯) Gsus4/G

C/G(onB) F/G13 F/D7(onF♯) G7sus4/G7
Dm/A7 Dsus4/A7(♭13)(onC♯) Dm(onF)/D7(onF♯) G13/G7

FM7 CM7 B♭M7/A7 Dm/Csus4
E♭M7 Dm7 A♭M7 G7

コードアナライズ

プレリュード
■key=Cメジャー
Ⅰadd9 Ⅰadd9 Ⅵmadd9 Ⅵmadd9
Ⅰadd9 Ⅰadd9 Ⅵmadd9 Ⅵmadd9
Ⅳadd9 Ⅳadd9 Ⅴadd9 Ⅴadd9
♭ⅥM7 ♭ⅥM7 ♭ⅦM7 ♭ⅦM7

Ⅰ Ⅲm7 Ⅵm7 Ⅴ7
Ⅰ Ⅲm7 Ⅵm7 Ⅲm7/ⅠM7
ⅣM7 Ⅰ Ⅴ7 Ⅴ7
♭ⅥM7 ♭ⅥM7 ♭Ⅶ7 ♭Ⅶ7

メインテーマ
Ⅰ/Ⅴ Ⅳ/Ⅴ Ⅳ/Ⅱ7 Ⅴ7
Ⅱm/Ⅵ7 Ⅱsus4/Ⅵ7 Ⅱm/Ⅱ7 Ⅴ7

Ⅰ/Ⅴ Ⅳ/Ⅴ Ⅳ/Ⅱ7 Ⅴ7
Ⅱm/Ⅵ7 Ⅱsus4/Ⅵ7 Ⅱm/Ⅱ7 Ⅴ7

Ⅳ Ⅰ ♭Ⅶ/Ⅵ7 Ⅱm/Ⅰsus4
♭ⅢM7 Ⅱm7 ♭ⅥM7 Ⅴ7

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長短複合調までは行かないSDMの使い方【コード進行のポイント】

Cメジャーキーですが、♭Ⅵ,♭Ⅶを多用しています。
これらは同主調CマイナーのコードですがCメジャー上で使うと、コード機能的にはサブドミナントマイナーになります。

ほかに♭ⅢM7も出てきますが、このくらいのマイナー系コードの使い方は、あくまでメジャーキーの中で補助的(主にサブドミナントマイナーとして)に使われていると解釈しています。
ゼルダの伝説の時解説した『長短複合調』まではなっていない、という判断です。

ちなみにFFの曲だとFF5のメインテーマは典型的な長短複合調になります。

♭Ⅶですが、♭Ⅶ7のところと♭ⅦM7のところがあります。
♭ⅦM7だとサブドミナントマイナー寄りに、♭Ⅶ7だとドミナントマイナー寄りになりますが、この微妙な違いを感覚的に使い分けてる感じですね。

メインテーマはシンプルなコードが細かく変わっていきますが、クラシックでよく付けられる伴奏法です。

ファイナルファンタジーシリーズ・植松伸夫さんの曲 ソロギターアレンジ

Ahead Our Way ファイナルファンタジー5メインテーマ【ギター演奏・コード分析27】
難易度☆☆☆★★(易しい) FF5 オープニング・タイトル曲【曲紹介】 1992年 スーパーファミコン 作曲:植松伸夫 (c)SQUARE ENIX ...

コメント

  1. パ又カル より:

    イントロが本当に難しそうですね
    メインテーマはガットギターの音と相性が良いんだなーと思いました

  2. BGM より:

    イントロ、あれでも演奏可能な程度に簡略化したんですけどね。
    メインテーマは数パターン弾いてみたんですが
    ああいうクラシックギター寄りのアレンジが一番良かったですね。
    この曲、youtubeに上がってる本郷徹さんって方の演奏もよかったです。