ストリートファイター2 リュウのテーマ【ギター演奏・コード分析52】


難易度☆☆★★★(普通)

スト2の代表曲【曲紹介】

1991年 アーケードゲーム
作曲:下村陽子


(c)CAPCOM

この曲は前に一度やろうとしたことがあります。

昨年の夏に下村陽子さんの曲を何かやろうと思って、ストリートファイター2(以下、スト2)の曲は真っ先に候補になりました。

でも、少しやってみるとソロギター化はかなり難しそうだったので、 その時はスト2と同じく下村さん初期の代表作である『Live A Live』のメインテーマをアレンジして演奏しました。

それからずっと『スト2はそのうちやりたいな~』と考えてましたが、9月にアレンジをまとめて作った時に、この曲も再考しました。

そんな感じで、少し前にアレンジは出来てたんですが、リズムトラックを作る時間が捻出できなかったので、要リズムトラックな感じのこれは後回しになっていました。

ちなみに前回の『マッピー』もリズムトラック入りですが、追悼企画ということで優先的に仕上げたものです。

そんなこんなで、なかなか発表まで来れなかった曲ですが、ストリートファイター2の音楽の中でも最も有名と思われる『リュウのテーマ』です。
日本ステージ(板張りのほう)の音楽ですね。

スト2には8人(これは作品バージョンが上がるとだんだん増えていく)の主人公がいますが、リュウは一番主人公感ありますよね。
白い道着の人です。

今回の動画について【唐突に顔出し】

少し前から『今は本名とその活動を公開してやってるし、もう顔出しでやってもいいんでは?』と、思っていました。

でも、撮影に使ってたスマホが古かったのでインカメラが広角タイプじゃなくて、凄い遠くに置かないと見切れてしまうので、ギターと手だけ、っていうスタイルを継続してたんですよね。

で、11月に使ってたスマホが不調になって買い替えたんですが、今度の機種はインカメラが広角レンズなので、普通に操作しやすい距離で撮ると顔まで入る、というわけで、今さらですが、顔出しにしてみました。

これは前回のマッピーより前の11月上旬に録画したんですが、スマホ換えてすぐだったので、カメラ設定がなにもしてなくて、オートフォーカスとかが変になっててピンボケしてますね。

画質はコマ落ちしにくいかも?という理由でFHDでなくHDにしてます。

ちなみにマッピーのほうはFHD画質ですが、マッピーのほうが綺麗に録れてるしコマ落ちも大丈夫そうでした。

そのへんは試行錯誤中で、徐々に改善すると思います。

ストリートファイター2について

ストリートファイター2は1991年3月にアーケードゲームとして稼動開始しました。

対戦格闘ゲームというジャンルを確立し、低迷していたアーケードゲーム界を劇的に復活させる、という奇跡を起こした歴史的なタイトルです。

スト2は前作『ストリートファイター』がベースになっていますが、さらに前の『ファイナルファイト』からの流れですね。

対戦格闘ゲームというジャンル

スト2は人間同士の対戦、ということを中心にして、競技性を持たせたのが大成功の要因と思います。

対戦型の格闘ゲームは古くは『対戦空手道』(データイースト 1984年)があります。

自分も対戦空手道はゲーセンでかなりはまってやりこみましたが、人間同士の対戦はどちらかがすぐゲームオーバーになるし、派手な演出やドラマ性も無かったので、そこまで盛り上がりませんでした。

そのあと、ずっとそのタイプの対戦型ゲームは出てなかったんですが、ハードウェアの性能と表現力が上がり、ゲーム性をしっかり担保できるシステムを完備して登場したのが『ストリートファイター2』だったというわけです。

ストリートファイター2では8人の主人公それぞれの必殺技や身長、リーチの長さ、歩く速さ、ジャンプ力などが細かく設定されていて、これが絶妙のバランスでした。

自分も色んなキャラでプレイしましたが、やはり主人公感があるリュウ・ケンでプレイすることが多かったです。

  • 波動拳で牽制して
  • 相手がジャンプしたら昇龍拳で撃墜
  • 相手が気絶したら、めくり跳び蹴りからの強アッパーキャンセル昇龍拳を叩き込む
  • ヤバくなったら竜巻旋風脚で逃げる

みたいな戦い方でしたね。懐かしすぎるww

ストリートファイター2はコンシューマー機にも移植され、とくにスーパーファミコン版が記録的大ヒットになりました。

自分も主にスーパーファミコン版でプレイしていました。
まあ、ゲーセン対戦に繰り出すほど上手くなかったんですが。

スト2のヒットから対戦格闘ブームに

スト2は空前のヒットになり、ちょっとした社会現象になりましたので、ゲームやらない人も登場キャラクターは知ってたりします。

そしてスト2のヒット以降、いわゆる対戦格闘ゲームブームが起こりました。

  • カプコンはストリートファイターシリーズを連発
  • SNKは餓狼伝説、サムライ・スピリッツ、キング・オブ・ファイターズなど
  • セガはバーチャファイターシリーズ
  • ナムコは鉄拳シリーズ

2000年代に入ってからもアークシステムワークスのギルティギアシリーズ、ブレイブルーシリーズなど、スト2から始まった流れはずっと続いていきます。

下村陽子さん【作曲者】

音楽を担当した下村陽子さんは今やゲーム音楽界を代表する大御所作家ですが、デビューからスト2くらいまではカプコンに在籍、スト2が空前のヒットをすることで、下村さんの出世作になりました。

そのあとスクウェア在籍を経てフリーになっています。

下村陽子さんについては以下の『LIVE A LIVE』の記事も参照してください。

ライブ・ア・ライブ(LIVE A LIVE)メインテーマ【ソロギター演奏・コード分析18】
LIVE A LIVEのオープニングタイトル曲をギター演奏。LIVE A LIVEは音楽も非常に評価の高い名作です。下村陽子さん紹介、コード進行も掲載。

下村陽子さんは非常に幅広い音楽性をもっていますが、初期は『スト2の人』のイメージが強かったです。

スト2の音楽は、世界各国が舞台になるので、それぞれの国の音楽のエッセンスを入れながらも、基本は『ロッキーのテーマ』的な熱血でイケイケ感のあるものです。

ちなみに、この『リュウのテーマ』と『ガイルのテーマ』はメロディーやコード進行がよく似てます。

両方採譜したんですが、弾いてて途中で混ざってしまったりw
組曲にしたほうが良かったかも。

この2曲はとくに熱血感が強いですね。

下村さんの音楽性は凄く広い

下村さんの作品全体をみると、実はこういう『スト2タイプ』の曲はそんなに多くないです。
どちらかというと緩急のあるドラマチック&メロディー重視なものが多いような。

下村陽子さんの音楽は非常に多彩なんですが以下4作を聴くと全体像が掴めると思います。

  • 出世作『ストリートファイター2』
  • 楽曲バラエティ豊かな『Live A Live』
  • 個人的に下村さん最高傑作と思う『聖剣伝説 Legend of Mana』
  • これも下村さんの代表作『キングダムハーツ』

スト2からは他にも数曲採譜してあるので、また機会をみてやろうかと。

移調で難易度下げ【ソロギター演奏】

パッと聴き、簡単に出来そうなんですが、弾いてみると難しいです。

以前アレンジしようとしたんですが、ギターでやるとポジション取りが難しく、ベースとメロディーのみでもスラスラ弾ける感じでは無かったので、パスした経緯があります。

こういう曲は技術的に余裕があるところで弾かないとノリが出ないので。

今回はそれを踏まえて、移調してギターに最適化するところからはじめました。

この曲は色んなバージョンが存在して、それぞれキーも違ったりしますが、ギターで一番弾きやすいAマイナーキーを採用しました。

コード進行自体はシンプルなんですが、メロディーがテンションになっている所が多かったり、リズムが癖があったり、途中3小節でメロディーが割れてて、最後に辻褄を合わせる、みたいな作りなので、指がおぼえるまで少々練習が必要でした。

リズムの細かいところもバージョンによって色々違うんですが、大筋は原盤のアーケード版と、一番良くやってたスーファミ版を参考にしつつ、リズムは結構変えてます。

Aメロの締めくくりのキメは、原盤は表から符点音符で入って表に抜けてますが、裏二拍三連にして、音を一つ減らして三連符の尻の音で抜けるように弾いたらカッコ良かったので、それを採用しました。

最後、Ⅰmで終わるとあまりに味気なかったので、アウトロをアレンジして転調→メジャー終止にしてみました。

Street FighterⅡ “RYU Stage”【コード進行】

イントロ
Am Am Am Am
Am Am/G

Aメロ
Am Dm7 G7 C
FM7 Dm9 Em7 E7
FM7 G69 Am7
FM7 G7 E7 E7

Bメロ
Am G6sus4 D7(onF♯) FM13
Am G6sus4 D7(onF♯) FM7
Am9 G7

アウトロ(アレンジ)
Am Am Am Am
D7 B♭M7 A A

コードアナライズ

イントロ
■Aマイナー
Ⅰm Ⅰm Ⅰm Ⅰm
Ⅰm Ⅰm/♭Ⅶ7

Aメロ
Ⅰm Ⅳm7 ♭Ⅶ7 ♭Ⅲ
♭ⅥM7 Ⅳm7 Ⅴm7 Ⅴ7
♭ⅥM7 ♭Ⅶ7 Ⅰm7 ここだけ3小節
♭ⅥM7 ♭Ⅶ7 Ⅴ7 Ⅴ7

Bメロ
Ⅰm ♭Ⅶ6 Ⅳ7 ♭ⅥM7
Ⅰm ♭Ⅶ6 Ⅳ7 ♭ⅥM7
Ⅰm ♭Ⅶ7

アウトロ(アレンジ)
Ⅰm Ⅰm Ⅰm Ⅰm
Ⅳ7 ♭ⅡM7 I I

コード進行よりも熱血感!【コード進行のポイント】

コード進行的に難しいところは無いんですが、コードの並びが5度進行と見せかけて違うほうへいったりします。

あとはⅤm7→Ⅴ7の切り変えとか、最後のほうでⅣ7登場とか、そのあたりがミソですね。

でも、この曲はコード進行云々ではなく、その上にのってるメロディーを熱血感をもって演奏する!っていうのが全てと思います。

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