演奏曲紹介記事を演奏・コード進行記事へ統合しました。サイト改装・全面リライト進行中です。このブログはリンクフリーです(2019年8月3日更新)
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ライブ・ア・ライブ(LIVE A LIVE)メインテーマ【ソロギター演奏・コード分析18】

難易度☆☆☆★★(易しい)

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オープニングタイトル曲【曲解説】

1994年 スーパーファミコン
作曲:下村陽子

ライブ・ア・ライブ パッケージ写真
(C)Squre Enix

『LIVE A LIVE』は1994年にスクウェアから発売されたRPGです。

7つの独立したシナリオがあり、それぞれ違う主人公が設定されていて、その主人公達7人の漫画家が分担してデザインする、という特異なコンセプトのRPGでした。

キッカケは『コロコロコミック』に連載中だった漫画家小林よしのり氏のイラストと呼びかけだったようです。

ナリモノ入りで始まったこの企画ですが、出来上がったゲームの完成度は高く、ゲームファンの間でも評価が高い作品です。

音楽も非常にクオリティが高く、下村陽子さんのスクウェア移籍第一弾作品となります。

それぞれのシナリオの舞台に合わせ、音楽もバラエティに富んだものでした。

  • 幕末編~和楽器
  • 功夫編~中華風
  • 西部編~西部劇風

といった具合で、音楽性の幅が広くでなんでも作れる下村さんは適役だったと思います。

ちなみに効果音担当には、まだ下積み時代だった光田康典さんもいます。

この曲はタイトルテーマで曲名も『LIVE A LIVE』なんですが、ゲームタイトルとかぶるので、ここでは『メインテーマ』としました。

吹奏楽ベースの勇ましい曲調ですが、主人公たちの志と、未知のものに挑む緊張感がよく表現されていると思います。

ライブ・ア・ライブにはこの曲の他にも、『Megalomania』という有名曲があります。
エンディング曲『Live for Live』も人気がありますね。
自分は幕末編の和楽器曲やスト2っぽい『Knock You Down!』あたりが好きです。

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下村陽子さん【作曲者】

現時点で20曲近く取り上げていますが、ふと、下村陽子さんの曲をまだ取り上げていないことに気が付き、それはさすがにバランス悪いだろ?ということになって、採譜一覧表をもう一度見直して選曲しました。

選曲にあたって、下村さんの初期代表作である『ストリートファイター2』と迷いましたが、スト2のほうで採譜した曲はソロギターとして仕上げるのが以外と難しく、少し寝かせることにして、まずはこちらをやることにしました。

下村さんは1988年デビューのベテラン作家で、その作品数・仕事量は以前、仕事量No1としてご紹介した桜庭統さんと同等のものがあります。
植松伸夫さん、増子司さんあたりより累積仕事量は多そうです。

下村陽子さんは最初1993年ごろまではカプコンに在籍していました。

『ストリートファイター2』があまりに有名なので、未だに『スト2の人』という認識されることが多いですが、彼女の音楽性はもっと幅広いものがあります。

自分個人的にはピアノ主体のドラマチックな曲が下村さんの真骨頂だと思います。

本作『Live A Live』からスクウェアに移籍、2003年ごろからフリーランスになっています。
それからも全く勢いが衰えず、現在まで現役で活躍されています。

フリーランスでこれだけの仕事量を長年にわたって維持するというのは、いくら作曲能力が高かったとしても、なかなかできないことで、彼女のマネージメント能力・人間力の高さもうかがい知ることができます。

下村さんの手がけた作品は膨大な数になりますが、とくに有名なところをあげると

  • キングダムハーツ』シリーズ
  • 聖剣伝説Legend of Mana』他、聖剣伝説シリーズ
  • マリオ&ルイージRPG』シリーズ
  • ファイナルファンタジーⅩⅤ

などです。
前々回取り上げた、『ゼノブレイド』でもタイトルテーマ曲を担当しています。

キャリアと仕事内容からいっても、すぎやまさん・植松さんと並ぶ、ゲーム音楽界屈指の大作曲家と言えます。

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主旋律の判断が難しい曲【ソロギター演奏】

原曲はB♭マイナーですが、ソロギター用に半音下げてAマイナーに移調しています。

原曲は吹奏楽アレンジで複数のメロディが絡み合っているので、どれを主旋律にするかで結構悩みました。

何パターンか弾いてみて、一番おさまりが良くギター的にも響きのいいパターンを採用しました。

ベース音を入れながら副旋律まで弾こうとすると忙しくなりすぎてリズムキープもしんどくなるので、隙間を開けたアレンジにしています。

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Live A Live “Main Theme” コード進行

イントロ
F F F F
G G G Dm7/Em7
Am Am

Aメロ
Am7 Am6 Am9 Am
FM7 FM7 G9 G7

Am7 Am6 Am9 Am
FM7 FM7 G7 G7

Bメロ
Am69 Am69 D7 D7
Am69 Am69 FM7 FM7
G9 G9 Aadd9 Aadd9

コーダ(アレンジ)
Am7 Am7 Gm7 Gm7
Fm7 Fm7 B♭M7/Am7 Gm7/FM7
E7 A

コードアナライズ

イントロ
■Aマイナー(部分的にF♯音を使うので属調Eマイナーが混じる=Aドリアンモード)
♭Ⅵ ♭Ⅵ ♭Ⅵ ♭Ⅵ
♭Ⅶ6 ♭Ⅶ6 ♭Ⅶ6 Ⅳm7/Ⅴm7
Ⅰm Ⅰm

Aメロ
Ⅰm Ⅰm Ⅰm Ⅰm ※Aドリアン
♭Ⅵ ♭Ⅵ ♭Ⅶ ♭Ⅶ ※Aエオリアン

Ⅰm Ⅰm Ⅰm Ⅰm ※Aドリアン
♭Ⅵ ♭Ⅵ ♭Ⅶ ♭Ⅶ ※Aエオリアン

Bメロ
Ⅰm Ⅰm Ⅳ7 Ⅳ7 ※Aドリアン
Ⅰm Ⅰm ♭ⅥM7 ♭ⅥM7 ※Aエオリアン
♭Ⅶ7 ♭Ⅶ7 Ⅰ Ⅰ(メジャー終止)

コーダ(アレンジ)
Ⅰm7 Ⅰm7 ■Key=Gマイナー Ⅰm7 Ⅰm7
■Key=Fマイナー Ⅰm7 Ⅰm7 ■key=Fメジャー ⅣM7/Ⅲm7 Ⅱm7/ⅠM7
■key=Aメジャー Ⅴ7(FメジャーのⅦ7と共用) Ⅰ

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メインメロディーはドリアンモード【コード進行のポイント】

コード進行はシンプルですが、AメロとBメロはAドリアンモードと通常のAマイナー(Aエオリアン)が交互に使われています。

ドリアンの部分ではダイアトニックコードでいうとEマイナーのものが使用されています。
でも、感覚的にはⅠmはAmです。

そのへんが『モード』(旋法)と一般の長調短調の扱いの違いですが、自分の場合Aドリアン=Eマイナーの平行調という意識はせず『Aマイナースケールの6thがナチュラルになってるのがドリアンで、ダイアトニックコードもそれに合わせて変化している』という捉え方です。
結果オーライならどちらでもいいと思います。

そしてBメロのラスト、メジャー終止しています。
この最後だけ同主調メジャーに転調して落ちがつく、という手法はいろんなジャンルで多用されています。

自分はこの最後ソフトに終わる抜け感が好きです。
こういう曲で最後までマイナー終止だと、ちょっとキツい場合が多いですからね。

コーダは勝手につけたものですが、Aメロのモチーフを1音ずつ転調、最後にAメジャーに戻して終わっています。

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