アクトレイザー「フィルモア」【ギター演奏・コード進行24】

アクトレイザー フィルモア
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1990年:スーパーファミコン(Super Nintendo)
メーカー:
クインテット(Quintet)
タイトル名:
アクトレイザー(Actraiser)
曲名:
フィルモア(Fillmore)
作曲:
古代祐三(Yuzo Koshiro)
演奏難易度:☆★★★★(難しい)

ゲーム音楽ソロギター演奏動画・コード進行解説の第24弾は、アクトレイザーより「フィルモア」です。

アクトレイザーは、スーパーファミコン初期のゲーム音楽としては突出したクオリティーを誇っていて全曲素晴らしい出来ですが、自分は「フィルモア」が一番好きです。古代祐三さんの持ち味が全開になっている一曲と思います。

スーファミ初期の名曲【曲解説】

アクトレイザーは1990年12月、スーパーファミコン発売直後の作品です。

古代祐三さんの作品はイース「Feena」に続いて2曲目です。

この作品はゲームとしてはややマイナーな部類ですが、音楽は初期のスーパーファミコン作品としては突出した出来で、当時の業界関係者にも大きなインパクトを与えています。

上の紹介記事でも本作の制作背景について触れていますが、古代さんはこの作品で「誰よりも早く、本格的なオーケストラサウンドをゲーム音楽の世界で実現したい」という意欲を持って制作に臨んだと言います。

「フィルモア」について

この曲「フィルモア」はステージ1のBGMです。

アクトレイザーの他の曲がオーケストラアレンジ中心の中、この曲は異色のアレンジです。

というのも「フィルモア」に関しては、曲自体はもう少し前から作っていたようで、その習作はPC88で制作され「ミスティブルー」のサントラに収録されていました。

「フィルモア」だけ曲調が他と異なり従来の古代節に近いのは、一番最初に練習のために自分の得意なアレンジで一曲仕上げたのがこの曲だった、という話です。

余談ですが、以前からこの曲は「展開やコード進行やテンポ感が悪魔城ドラキュラっぽいなぁ」と思ってました。

古代さんはDS版の「悪魔城ドラキュラ ギャラリー・オブ・ラビリンス」に曲を書いています。

イントロ・ブリッジのアレンジに苦心【ソロギター演奏】

イントロにブリッジを合体させて演奏しています。

そのブリッジ+イントロのギターアレンジが一番悩みました。

結果的にアルペジオ中心のアレンジにしましたが、ギターで演奏しやすいように音の並びを変えたりしてます。

他の部分はメロの2段目3段目のAm7(♭5) B♭7のところが、音がなかなか綺麗に出なくて苦労しましたが、ここはAm7(♭5)のベース音に解放弦を使うことで少し楽になりました。

短い演奏ですが、全体的にテクニカルで、とくにポジション移動がシビアなので、★4つの難易度を付けました。

フィルモア コード進行

イントロ(原曲は2段目から)
Cm A♭M7/A♭69 Cm A♭M7/A♭69
Cm9 D7(onF♯)/A♭ G7 G7

メロ
Cm F(onA) Cm F(onA)/A♭M7
G7 Cm/Am7(♭5) B♭7 E♭M7/B♭7
G7 Cm/Am7(♭5) B♭7 E♭M7/G7
A♭M7 G♭dim Gsus4 G7

ブリッジ
Cm A♭M7/A♭69 Cm A♭M7/A♭69
Cm9 D7(onF♯)/A♭ G7(♭9,♭13) G7

コード進行分析

イントロ(原曲は2段目から)
■Cマイナー
Ⅰm ♭Ⅵ Ⅰm ♭Ⅵ
Ⅰm7 Ⅱ7/♭Ⅵ Ⅴ7 Ⅴ7

メロ
Ⅰm Ⅳ/Ⅳm Ⅰm Ⅳ/Ⅳm
Ⅴ7 Ⅰm/Ⅵm7♭5 ♭Ⅶ7 ♭ⅢM7/♭Ⅶ7
Ⅴ7 Ⅰm/Ⅵm7♭5 ♭Ⅶ7 ♭ⅢM7/Ⅴ7
♭ⅥM7 ♭Ⅴdim(=Ⅱ7♭9) Ⅴ7sus4 Ⅴ7

ブリッジ
Ⅰm ♭Ⅵ Ⅰm ♭Ⅵ
Ⅰm Ⅱ7/♭Ⅵ Ⅴ7 Ⅴ7

Ⅳ7とⅥm7♭5がポイント【コード進行のポイント】

比較的シンプルなマイナー進行ですが、メロの2段目・3段目がちょっと変わったコードの並べ方です。

このへんはベース音を維持しながらメロディを弾くのに、やや強引なポジショニングになってしまいました。

臨時記号を含むコードとしては、F(onA)=Ⅳと、Am7(♭5)=Ⅵm7♭5がアクセントになっていて、これらはCメロディックマイナースケールのダイアトニックコードです。

マイナーキーの楽曲で、メロディックマイナーのダイアトニックコードを上手く使うと、同主調転調までは行かないような微妙な転調感が得られるんですが、そういう作り方、自分は凄く好みなんですよね。

コメント

  1. だぃ より:

    すごい!!!!

  2. BGM より:

    ありがとう!!!