今日から新連載『ゲーム音楽を弾こう!』をスタートいたします。
この企画は、ゲーム音楽を自分でアレンジして演奏してみよう!というものです。
今回の企画を考えた理由
新連載『ゲーム音楽を弾こう!』をやろうと思ったのは、こんな理由です。
時折、熱心な視聴者様からメッセージやメールをいただいたりするんですが、そのなかで
『自分もゲーム音楽演奏をやってみたいけど、難しそう』
『楽器をやり始めたばかりの自分でも弾けるようなのもやってほしい』
このようなご意見が数件ですが寄せられておりまして、自分としてはずっと応えたいなあ、と思っていました。
連載の内容としては
- 自分がどうやってソロギターアレンジを作っているか?
- どうしたらアレンジができるようになるか?
- どうしても出来ない部分をどう弾いたらいいか?
など、ゲーム音楽やソロギターに限定しなくても、幅広い楽器プレイヤーに役立つ内容にしたいと思っています。
どんな人に向けて書くのか?
この企画はどんな人を対象としているか、というと
- 何か楽器をやっている人
- ゲーム音楽演奏に興味があって、これから楽器をやってみたい人
- ゲーム音楽を耳コピーしてDTMなどでアレンジを楽しみたい人
そういったかたを対象に、なるべくわかりやすい講座形式でやっていきたいです。
自分のやり方を軸に解説していくので、ソロギターアレンジの方法論が中心になりそうですが、他の楽器や打ち込みなどでも生かせるような内容を目指します!
講座の進め方
演奏までの流れとしては
選曲
↓
採譜
↓
アレンジ
↓
演奏
となりますが、実際の流れにそってプロセスを1つずつ解説していこうと思います。
初心者向けの選曲のしかた
初回は選曲のやりかたです。
選曲によってアレンジや演奏の難易度が全く変わってくるのでかなり重要です。
初心者向けの選曲のポイントを1つずつあげていきます。
よくおぼえている曲にする
ゲーム音楽は刷り込み効果が強いので、好きな曲はほぼ空で歌えるんではないでしょうか。
メロディーを正確に記憶していると採譜もアレンジも早いです。
パート数が少ない曲にする
レトロな和音数が少ないものは採譜が楽です。
メロディーが単旋律な場合が多いので、アレンジもメインメロディーをどれにするか、などで迷わなくてすみます。
ただし、レトロの場合、アレンジはかなり肉付けしないと演奏として成立しにくい場合も多かったりで、全体の難易度は曲によります。
1ループが短い曲にする
1ループ1分以内くらいの短い曲のほうがとっつきやすいでしょう。
飽きっぽい人でも同じ期間に色んな曲に取り組めるので、モチベーションも保ちやすいです。
メロディーとリズムがわかりやすい曲にする
実際の難易度はやってみないとわからなかったりしますが、以下のような曲は最初は避けたほうが無難です。
- リズムが複雑で採譜に手間取るような曲
- メロの重要な部分が速いフレーズだったりする曲
- 転調が激しい曲
メロディーを頭のなかで歌ってみる
音楽を楽器で演奏するというのは、頭のなかでリズムを把握してメロディーを歌えていないと出来ません。
まずは、メロディーを手や足で拍をとりながら、頭の中で、でいいので歌ってみましょう。
原曲をききながら、最初は一緒に、イメージがはっきり掴めてきたら一人でやってみましょう。
- 三拍子なのか、四拍子なのか?
- メロは頭から入ってるのか?
- 裏から入ってるのか?
- 1拍休んで入ってるのか?
こういうことがこの時点でわからないと、次の段階の採譜にかなりの時間をかけることになります。
音楽の基礎がある人は、この段階でメロディー譜を書きはじめることができると思います。
――今回は、初心者向けの選曲方法を考えましたが、慣れてきたら、より複雑な曲、長い曲にチャレンジしていきましょう。
次回は、採譜=耳コピーについてやります。
ゲーム音楽を弾こう! 次回

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