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コード機能と応用ダイアトニックトニックコード【ゲーム音楽を弾こう!07】

前々回と前回でインターバル、コードの基礎知識、基本的なダイアトニックコードをやりました。
今回も引き続き基礎的な知識をつけていきます。

今回の内容ですが、フラメンコギターブログのほうのこちらの記事も参照いただくと理解が深まると思います。

コード機能と代理コード【フラメンコ音楽論06】
フラメンコ音楽論第6回はコードの知識をもう少し掘り下げて『コード機能』『代理コード』についてやります。『ミの旋法』にもコード機能を設定して考察しています。

今回は上記記事と一部内容が被りますが、こちらではコード分析とアレンジに必要な内容に絞って解説していきます。

コード機能

コード進行のそれぞれのコードには、そのコードがキーに対してどのように働くか?ということを示す『コード機能』がついています。

  • トニック(T)
  • ドミナント(D)
  • サブドミナント(SD)
  • トニックマイナー(TM)
  • ドミナントマイナー(DM)
  • サブドミナントマイナー(SDM)

以上の六種類になります。
以下、コード機能は略号で表記します。

TとSDはメジャーキーを
TMとDMとSDMはマイナーキーを表現します。

Dはメジャー系のコード機能に属しますが、マイナーキーでもハーモニックマイナーとメロディックマイナーで使用されます。

トニックとトニックマイナー

キーの中心となる響きで、安定感・終止感を伴います。

Ⅰ、Ⅰmに解決している進行なら完全終止となりますが、ルートコード以外の代理コードへの終止は不完全終止となります。

ドミナントとドミナントマイナー

安定したトニックコードに対して緊張感を演出してトニックコードへの解決を促します。
Ⅴ7とその裏コード(次回解説)の♭Ⅱ7がもっとも強いドミナント機能をもっています。
代理コードやドミナントマイナーはそれに比べるとやや弱くなります。

サブドミナントとサブドミナントマイナー

ドミナント系コードを補佐するコードです。

ドミナント系ほど緊張感は高くありませんがトニックのような終止感が無く、次のさらなる展開を感じさせます。

通常、コード進行はドミナント系コード・サブドミナント系コードからトニック系コードへと向かって流れる性質があります。

Cメジャーキーのダイアトニックコードのコード機能

以下にダイアトニックコードの一覧とコード機能を一覧にしておきます。
全てルート音はCで4和音で書きます。

CM7 ⅠM7(T)

Dm7 Ⅱm7(SD)

Em7 Ⅲm7(T)

FM7 ⅣM7(SD)

G7 Ⅴ7(D)

Am7 Ⅵm7(T)

Bm7♭5 Ⅶm7♭5(D)

Cマイナーキー(Cナチュラルマイナー)のダイアトニックコードのコード機能

Cm7 Ⅰm7(TM)

Dm7♭5 Ⅱm7♭5(SDM) 

E♭M7 ♭ⅢM7(TM/SDM) 

Fm7 Ⅳm7(SDM)

Gm7 Ⅴm7(DM)

A♭M7 ♭ⅥM7(TM/SDM)

B♭7 ♭Ⅶ7(DM/SDM) 

※メジャーキー上で♭ⅢM7、♭ⅥM7、♭Ⅶ7が出てきたときはSDMとして働く場合が多い。

代理コード

同じキーの同じ機能のコード同士は代理コードと呼ばれて互換性があります。
例えばCメジャーキーでFとDm7は入れ替えても大丈夫です。
自在なアレンジには代理コードの把握は重要です。

代理コードにはいろんな種類があるので次回から順次解説しますが、今回は同一キー内でのダイアトニックコード同士の代理関係をおさえておいてください。

ハーモニックマイナー・メロディックマイナーのダイアトニックコード

マイナースケールには三種類あることをやりましたが、ハーモニックマイナー・メロディックマイナーにもダイアトニックコードが設定できます。
それらが出てくると臨時記号が発生することになりますがマイナーキーの範疇として扱います。

古典的なクラシックではメロディックマイナーは上りのみとか、いろいろルールがありますが、現代の音楽ではハーモニックマイナー・メロディックマイナーのフレーズやダイアトニックコードは自由に使われます。

同主調転調とよく馴染むし、ゲーム音楽では非常に多用されますので、この機会におぼえましょう。

Cハーモニックマイナーのダイアトニックコードと機能

CmM7 ⅠmM7(TM)

Dm7♭5 Ⅱm7♭5(SDM)

E♭M7♯5 ♭ⅢM7♯5(TM/SDM)

Fm7 Ⅳm7(SDM)

G7 Ⅴ7(D)

A♭M7 ♭ⅥM7(TM/SDM)

Bdim7 Ⅶdim7(D)

太字のコードがナチュラルマイナーから変化するものです。
※メジャーキー上で♭ⅢM7♯5、♭ⅥM7が出てきたときはSDMとして働く場合が多い。

Cメロディックマイナーのダイアトニックコードと機能

CmM7 ⅠmM7(TM)

Dm7 Ⅱm7(SD)

E♭M7♯5 ♭ⅢM7♯5(TM/SDM)

F7 Ⅳ7(SD)

G7 Ⅴ7(D)

Am7♭5 Ⅵm7♭5(TM/SDM)

B7♭5 Ⅶ7♭5(D/SDM)

※メジャーキー上で♭ⅢM7♯5、Ⅵm7♭5、Ⅶ7♭5が出てきたときはSDMとして働く場合が多い。

CメロディックマイナーはCメジャーと一音しか違わず、3rdがm3かM3かという違いだけなので、メロディックマイナーのダイアトニックコードは同主調転調の繋ぎとしてよく使われます。

――これで、一般的なメジャーキーとマイナーキーのダイアトニック系コードとコード機能をほぼ網羅できました。

次回は基礎知識の仕上げとして臨時記号を含むノンダイアトニック系コードや特殊な代理コードを解説ます。

ゲーム音楽を弾こう! 前回

コードの基本と構成【ゲーム音楽を弾こう!06】
ゲーム音楽を弾こう!第6回はコード=和音の基本です。コード・コード進行って何?どういう意味があるの?というところからテンションコードまで解説します。

ゲーム音楽を弾こう! 次回

ノンダイアトニックコードと採譜が難しいコード【ゲーム音楽を弾こう!08】
ゲーム音楽を弾こう!第8回は、臨時記号が入るノンダイアトニックコードと、ルート以外の音がベースになった転回形コード・オンコードなど、採譜が難しいコードについてです。

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