旧ブログから移行できていなかった記事とリンク切れなどが何カ所かあったので修正しました。このブログはリンクフリーです。(2019年3月16日更新)
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ゲーム音楽を弾こう!08~ノンダイアトニックコードと採譜しづらいコード

ブログとホームページを3つ同時に引っ越したので
少し間が空いてしまいましたが
『ゲーム音楽を弾こう!』も再開いたします。

前回までにコード分析の基礎として
コードの構成からダイアトニックコードとコード機能についてやりました。
今回はダイアトニックコード以外のコード
いわゆるノンダイアトニックコードについて考えます。

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コード進行の基本『ドミナントモーション』

音楽を構成する一番基本的な要素にドミナントモーションがあります。
V7→I、V7→Imという進行です。
CメジャーならG7→C
DマイナーならA7→Dmです。

そのキーを一番シンプルに表現している形なので
コード分析の第一歩として、まずはこの形をおぼえましょう。

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基本的なノンダイアトニックコード

音楽はダイアトニックな音だけで構成されるものもありますが
多くの場合、臨時記号が付く音が混じってきます。
これをノンダイアトニックトーンと呼び
ノンダイアトニックトーンを含むコードを
ノンダイアトニックコードを呼びます。

ノンダイアトニックコードの解釈ですが

1.『転調』=他のキーのダイアトニックコードととるか
2.『一時的転調』=そのキーの範囲でのノンダイアトニックコードととるかは

臨時記号が入る部分の長さや前後の関係で判断します。
ここではまだ本格的転調は考慮しないで
2.の同じキーの中でのノンダイアトニックコードということを考えます。

セカンダリードミナント

代表的なのがセカンダリードミナントです。
先ほど、ドミナントモーションを説明しましたが
Iコード以外のコードに対してドミナントモーションをかけるものです。
次のコードを五度上(=四度下)のドミナント7thコードで補強・強調します。

例えばCメジャーキーなら
D7→G7のD7(II7)
A7→Dm7のA7(VI7)
E7→Am7のE7(III7)

などです。

さらに二重にドミナントモーションがかかることもあります。
上の例でいくと
A7→D7→G7
E7→A7→Dm7
B7→E7→Am7
となります。
解決するコードに対してII7→V7となります。

ジャズ系の音楽では
II7→V7も使いますが、
IIm7→V7(メジャー・ツーファイブ)
IIm7b5→V7(マイナー・ツーファイブ)

という形が多いです。
Am7→D7→G7
Em7b5→A7→Dm7
Bm7b5→E7→Am7
となります。

パッシングディミニッシュ

ゲーム音楽論09でも少しやりましたが
ディミニッシュコードを使って
五度進行や全音進行を半音進行に置き換えるものです。

CM7→Dm7→Em7という進行があったとして
CM7→Dbdim→Dm7→Ebdim→Em7
とパッシングdimで半音進行にできます。

ゲーム音楽論09で説明したと通り
ドミナント代理の働きをするので五度進行にも適用可能です
例えば
Bm7b5→E7→Am7→D7→G7
という進行を
Bm7b5→Bbdim→Am7→Abdim→G7
というふうにもできます。

裏コード

ドミナント7thコードには『裏コード』と呼ばれる代理コードが存在します。

これは半オクターブ上(b5,#11の音程で、下に行っても同じ)のドミナント7thコードで
例えばG7→Cという5度進行があったとします。
これのG7を裏コードのDb7にして
Db7→Cという半音下降進行に置き換えるというものです。

CメジャーでいうとG7(V7)とDb7(bII7)
などが裏コード関係になります。
これらはどちらもCコード(I)に対するドミナントになります。

セカンダリードミナントなど
ドミナント進行しているドミナント7thコードには全て適用可能なので
裏コードを考慮に入れると

そのキーで利用できるコードの範囲は一気に広がります。

ドミナント7th化されたコード

ブルースなどが典型的ですが
あらゆるタイプのコードが
ドミナント7th系コード(M3とm7を含むコード)に変換されることがよくあります。

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ノンダイアトニック系代理コード

ダイアトニックコード内での代理以外にも
慣用句的に代理コードとして使われる
ノンダイアトニックコードがあります。
一般的なものをあげておきます。

bIIM7(SDM)~いわゆるナポリコード
bII7(D)
IIIm7b5(SD)
IVmM7(SDM)
#IVm7b5(SD)
bVIm7(SDM)
bVIIM7(SDM)

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採譜しづらいコード

これはダイアトニック、ノンダイアトニックどちらにもありますが
今までのやりかたではとるのが難しく
『不明コード』となりやすいコードを解説します。

オンコードと転回形コード

ベース音がルート音以外の音で鳴らすコードをオンコードといいます
その中でベース音がコードトーン(3、5、6、7度)のものを
転回形コード』といいます。
特に(onA)とか(onC)とか付かない場合もあります。
例えばCメジャーコードなら低いほうからC,E,Gの並びですが
これがE,G,CやG,C,EやE,C,Gとなっても
同一のコードと見なされるということです。
ベースラインの関係などでベース音を指定したい場合は
オンコードとして明示します。

以前触れたとおり、ドミナント7thコードは
3度、7度ベースが多いので
それがわかってるとコード採譜はだいぶ楽になります。

転回形以外のオンコードは様々なものがありますが
ベースライン絡みだったり
ドミナント・サブドミナントの代理で
IV(onV),IIm(onV)などが慣用句的に出てきます。

オンコードは解釈が難しいものも沢山あるので
そういうのは作曲した人に直接意図をきかないと
本当のところはわからなかったりしますが。。

テンションコード

テンションコードは響きに慣れないと
とりにくいかもしれません。
もしかしたら特殊なオンコードや転回形の可能性もあって
コードトーンかテンションノートか判別が難しい場合があります。
とくに#5,b5,6などのコードトーンが絡むと難しいです。

これは前後との関係などから
どの音をルートにとるのがふさわしいかを判別していきます。
これが出来るようになってくると分析力も中級以上でしょう。

テンションの使われ方は転調の判断材料にもなります。
場合によってはノンダイアトニックなテンションノート(オルタードテンション)が入ったりもしますが
『転調』か『一時的転調』かは、
ノンダイアトニックコードと同様、使われ方によります。

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関連リンク

ゲーム音楽を弾こう!07~コード機能と応用ダイアトニックトニックコード

ゲーム音楽を弾こう!09~コードスケールを学ぶ

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