インターバルと基本ダイアトニックトニックコード【ゲーム音楽を弾こう!05】

前回はコードの耳コピーをやりました。
今回からはソロギターアレンジにおいて重要なコード分析にはいります。

コード分析とは

毎回、演奏動画をアップするとき、下の方にコード進行分析のコーナーをつけてますが、あれを理解できるように解説していきたいです。

コード進行分析は曲の構造を理解するプロセスです。
曲の構造を理解していないと、変えていい部分、変えるとダメな部分の判断ができません。

  • 楽器の特性にあわせてアレンジを変えたり
  • 新たなパートを付け加えたり
  • 複雑すぎるところを省略したり

そういったことも曲の構造を理解せずにやると、曲の重要な部分が変わってしまったりします。
なので、このあたりは少し丁寧に説明します。

コード分析に必要な基礎知識・音楽理論

まず、コード分析やアレンジに必要な基礎的な知識からやりましょう。

理論というのは演奏や作曲だけなら絶対に必要とは思いませんが、コード採譜やアレンジは理論を知っていれば、それだけ試行錯誤が減らせて楽になります。

これから、今まで『不明コード』として飛ばしていた部分も考えていきます。

耳でとりずらい『不明コード』も理論面であたりをつけてから採譜すると楽にとれることもあります。

『不明コード』の部分はメロとベースしか弾かない、でもいいんですが、知識が増えると採譜やアレンジの時間短縮に繋がるので、長い目でみたらある程度理論をやったほうが近道です。

ただ、全ての理論習得というのはかなり長い道のりです。
何から手をつけたらいいかわからず、挫折しやすいものと思います。

ここでは、曲の耳コピー・コード分析・ソロ演奏アレンジに役立つものに絞って、順を追ってステップアップできるように解説していこうと思います。

この連載で使う略号と、全ての音楽理論の基礎になるインターバル(音程)の事を本名でやっているフラメンコギターブログ『音楽理論ライブラリー01』にまとめてありますので、まずはこちらをご覧ください。

基礎知識・インターバル【音楽理論ライブラリー01】
新連載『音楽理論ライブラリー』第1回は、基礎知識とインターバル(度数、ディグリー)の解説です。インターバルは全ての音楽理論の基礎になるものです。

メジャースケールとマイナースケール

西洋音楽を構成する基本的な音階(メジャースケール・マイナースケール)とそれらで形作られる調性について、フラメンコギターブログ『音楽理論ライブラリー02』にまとめましたので、こちらの記事をご覧ください。

基本的な音階と調性のしくみ【音楽理論ライブラリー02】
音楽理論ライブラリー 第2回は西洋音楽のベースになっているメジャースケール(長音階)・マイナースケール(短音階)と、調性(キー)について学習します。

ダイアトニックコードをおぼえよう!

ダイアトニックコードもゲーム音楽論でやりましたが、メジャースケール、マイナースケールの構成音だけで作られたコードで、コード分析やキーの判定の基本になります。

西洋音階は七音階なので、ダイアトニックコードも一つのスケール=キーに対して七つ存在します。

ピアノだと白鍵を一つ飛ばしに押さえると、Cメジャー、Aマイナーのダイアトニックコードになります。

なお、当ブログの表記方法ですが、コード分析記事ではローマ数字の度数表記を採用しています。
ルートから数えてどの音程の上に構成されたコードか?ということです。

コード分析では、移調や柔軟なアレンジを考えると、実音表記より度数表記で処理するのがベターです。
ですので度数表記も併記します。

次にCメジャーキーを例にダイアトニックコードを一覧にします。

Cメジャーキーのダイアトニックコード

三和音,四和音~三和音度数,四和音度数という表記です。

C,CM7~Ⅰ,ⅠM7

Dm,Dm7~Ⅱm,Ⅱm7

Em,Em7~Ⅲm,Ⅲm7

F,FM7~Ⅳ,ⅣM7

G,G7~Ⅴ,Ⅴ7

Am,Am7~Ⅵm,Ⅵm7

Bdim,Bm7♭5~Ⅶdim,Ⅶm7♭5

Aナチュラルマイナーのダイアトニックコード

Cメジャーの『ラ』をルートにとれば、Aナチュラルマイナーのダイアトニックコードができます。

Am,Am7~Ⅰm,Ⅰm7

Bdim,Bm7♭5~Ⅱdim,Ⅱm7♭5

C,CM7~♭Ⅲ,♭ⅢM7

Dm,Dm7~Ⅳm,Ⅳm7

Em,Em7~Ⅴm,Ⅴm7

F,FM7~♭Ⅵ,♭ⅥM7

G,G7~♭Ⅶ,♭Ⅶ7

マイナーキーは少し複雑で、ⅤコードはハーモニックマイナーおよびメロディックマイナーのダイアトニックコードであるⅤ,Ⅴ7(AマイナーならE,E7)が主に使われます。

まずここまでを丸覚えしましょう。

ハーモニックマイナー、メロディックマイナーに関しては、ダイアトニックコードを全部知っているにこしたことはありませんが、Ⅴ7だけは押さえておいて、他は後からマスターする、でもいいでしょう。

ハーモニックマイナーとメロディックマイナーのダイアトニックコードなどは、もう少し先でやろうと思います。

ゲーム音楽を弾こう! 前回

コードの耳コピー【ゲーム音楽を弾こう!04】
ゲーム音楽を弾こう!第4回。今回は初心者が挫折しやすいコード=和音の耳コピーです。これから徐々にステップアップしながら少し難しい内容にも挑戦していきます。

ゲーム音楽を弾こう! 次回

コード機能と応用ダイアトニックトニックコード【ゲーム音楽を弾こう!06】
ゲーム音楽を弾こう!第6回はトニックやドミナントといった『コード機能』と前々回解説しきれなかった応用的なダイアトニックコードについてやります。

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