今回作品より曲紹介記事を先行配信しています。このブログはリンクフリーです。(2019年6月15日更新)
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アクトレイザー フィルモア 曲紹介24

Act_Raiser_002
1990年 スーパーファミコン
作曲:古代裕三

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アクトレイザー フィルモア 曲概要

古代裕三さんの作品はイース Feenaに続いて二曲目です。
アクトレイザーは1990年12月スーパーファミコン発売直後の作品です。

この作品はゲームとしてはややマイナーな部類ですが
音楽は初期スーパーファミコン作品としては突出した出来で
当時の業界関係者にも大きなインパクトを与えています。

アクトレイザーの音楽を聴いた植松伸夫さんが
ファイナルファンタジーIVの音色を作り直した話は有名ですが、
それほど楽曲と音色の完成度が高く
PC88のFM音源作品で第一人者だった古代裕三さんの名前を
コンシューマーの業界にも轟かせることになりました。

この曲『フィルモア』はステージ1のBGMです。
アクトレイザーの他の曲がオーケストラアレンジ中心の中、異色の曲ですが
自分は古代さんらしくて好きです。

この曲の個人的感想ですが、
展開やコード進行やテンポ感が悪魔城ドラキュラっぽいな~、と思ってました。
古代さんはDS版の悪魔城ドラキュラ『ギャラリー・オブ・ラビリンス』に曲を書いています。

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アクトレイザーの音楽制作背景など

スーパーファミコン発売直後の作品ということは
開発はもっと前からやっていたわけで、
スーパーファミコンのPCM音源のノウハウなど誰も持っていない状態での制作でした。

古代さんはそれまでは
FM音源でのシンセサウンド+ロックアレンジのスタイルが持ち味でしたが
『スーパーファミコンのPCM音源でオーケストラサウンドに挑戦したい』
という意欲をもってアクトレイザーの音楽制作に臨んだようです。

曲自体はもう少し前から作っていたようで、
その習作はPC88で制作され『ミスティブルー』のサントラに収録されていました。

『フィルモア』だけ曲調が他と異なり、従来の古代節に近いのは
一番最初に練習のために自分の得意なアレンジで一曲作った
というのがこの曲だったという話です。

結果的に研究熱心な古代さんは
この時点では誰も真似ができない水準の音色と音楽・オーケストラアレンジを実現しています。
上で述べた通り、これはゲーム音楽業界内ではかなりのインパクトだったようで
未だに開発エピソードがいろんなところで語られています。

ゲーム音楽におけるオーケストラサウンドの先駆けとなった古代さんは
この翌年には『ベアナックル』(1991年)でクラブミュージック系のサウンドを取り入れて
さらに時代の先をいきます。
このあたり物凄い情熱と勢いを感じますね。

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