記事リライトとリニューアル完了!このブログはリンクフリーです(2019年8月26日更新)

第二次黄金期(1995年前後)【ゲーム音楽史12】

前回、スーパーファミコン登場と対戦格闘ゲームブームの始まりあたりまでみてきました。

その後、スーパーファミコンを中心にゲーム音楽が素晴らしく充実した時代がありました。
クロノトリガー メインテーマの記事でも触れていますが、1994年~1995年頃です。

この時代をゲーム音楽の『第二次黄金期』として、今回の記事を書いていこうと思います。

スーパーファミコン後期の充実期

1990年末に発売されたスーパーファミコンは、ファミコンのシェアを引き継ぐことに成功して初期段階からゲーム内容も音楽もかなり充実していましたが、特にゲーム音楽に関して1994年ごろから充実ぶりが加速、1995年にピークを迎えます。

スーパーファミコンソフト

おそらくゲーム業界が一番儲かった時代であり、ゲームソフト単価も高騰。
『ゲームバブル』の様相を呈していました。
そんな状況だったコンシューマのタイトルから見ていきましょう。

※MD=メガドライブ SFC=スーパーファミコン PCE=PCエンジン
ここではプレステ・サターンのタイトルは除外。発売順に列挙。

バンパイアキラー(MD コナミ)~山根ミチルさんの悪魔城作品第一弾。FM音源ですが、楽曲は個人的に悪魔城シリーズの中でも1、2を争う出来だと思います。この作品聴いて山根さんファンになりました。

ファイナルファンタジー6(SFC スクウェア)~SFC版FFシリーズは4、5、6全ていい。6も『ティナのテーマ』『仲間を求めて』『甦る緑』など名曲多数ですが、大作『妖星乱舞』が聴きごたえありますね。

天使の詩2(PCE 日本テレネット)~なるけみちこさん作品。ラスボスのテーマはいいです!

ライブ・ア・ライブ(SFC スクウェア)~下村陽子さん作品。詳しくは Live A Liveの記事 を参照

ヘラクレスの栄光4(SFC データイースト)~隠れたゲーム音楽名作。『Descendents of Atlantis』が好きです

かまいたちの夜(SFC チュンソフト)~ゲーム音楽としては超名作。詳しくはかまいたちの夜 あの懐かしい風景の記事 を参照

エストポリス伝記2(SFC タイトー)~塩生康範さん作品。クサメロ好きにはたまらないですね。

魔神転生2(SFC アトラス)~故・青木秀仁さん作品。SFCのテクノ系では最高傑作だと思います。

クロノトリガー(SFC スクウェア)~光田康典さん作品。詳しくは クロノトリガー メインテーマの記事 を参照

ラストバイブル3(SFC アトラス)~ややマイナーですが個人的にゲーム音楽名作と思います。簗田裕之さんが作曲。

聖剣伝説3(SFC スクウェア)~聖剣2とこれは菊田裕樹さんの代表作。楽曲クオリティは鉄板です。

タクティクスオウガ(SFC クエスト)~崎元仁さん&岩田匡治さんの最強コンビによる作品。ゲーム自体も不朽の名作といえます。タクティクスオウガ Passing Momentoの記事

天地創造(SFC クインテット/エニックス)~小林美代子さん、曳地正則さん作曲。これも音楽素晴らしいです。自分はエンディング『帰路』が聴くたびになんとも言えない気持ちになります。帰路の記事

スーパードンキーコング2(SFC 任天堂)~イージーリスニング・環境音楽系の作り方ですが、非常にセンスがいいですね。主人公ゴリラなのに幻想的すぎますww

ロマンシングサガ3(SFC スクウェア)~ロマサガシリーズ最高傑作の声も高い。音楽も非常に充実していてメタル調の『四魔貴族2』『ラストバトル』など、伊藤さんは一枚殻を破ったように思います。四魔貴族1の記事ミューズのテーマの記事

テイルズ・オブ・ファンタジア(SFC ナムコ)~桜庭統さん作品。自分はロック調の『Fighting of the spirit』が桜庭さんらしくて好きです。

ドラゴンクエスト6(SFC エニックス)~ドラクエシリーズの中で一つ選べと言われれば、3かこれかで迷います。幻想的な曲が多く、自分は『ぬくもりの里に』『哀しみのとき』『精霊の冠』『時の子守歌』あたりが好きです。精霊の冠の記事
風来のシレン(SFC チュンソフト)~これもすぎやまこういちさん作品で、聴くと一発でわかるすぎやま節です。めちゃくちゃハマってプレイ時間が長いからか、すごい耳に残ってます。

以下は1996年のタイトルですがSFCのゲーム音楽良作です。

バハムートラグーン(SFC スクウェア)~松枝 賀子さん作品。ゲーム内容はヒロインの設定など賛否ありますが、音楽は素晴らしいです。バハムートラグーン ファーレンハイト1・オープニングの記事

星のカービィ スーパーDX(SFC 任天堂)~これの『スタッフロール』がカービィシリーズでは一番好きな曲です。

ルドラの秘宝(SFC スクウェア)~笹井隆司さん作曲。『The flame and the arrow』いいですねー。

ファイアーエンブレム聖戦の系譜(SFC 任天堂)~『アグストリアの動乱』はクサメロ系ゲーム音楽の最高傑作のひとつではないでしょうか?

アークザラッド2(SFC ジークラフト)~Tスクエアのギタリスト・安藤まさひろさん作曲。自分は『アルクのテーマ』が好き。安藤さんは他にも『グランツーリスモ』のテーマなど素晴らしいです。ちなみに自分が人生で初めて買ったCDはザ・スクエアのライヴ盤でした。1986年のことで、レコード店店員に子供のくせに渋い言われました。

この密度、おわかりいただけるでしょうか?厳選に厳選を重ねてこの数です。

この短期間にこれだけの名曲群が量産されたのは、やはりゲームバブルパワーでしょうか。熱い時代でした。

プレイステーションとセガサターンの登場

スーパーファミコンが全盛を極める中
1994年11月にセガ・サターン
1994年12月にプレイステーションが発売されています。

これら次世代機は3Dグラフィックを扱える表示能力とCD-ROMを搭載し、性能は一気に跳ね上がっていましたが、発売後しばらくはスーパーファミコンが勢いが強かったのでシェアも小さく、発売タイトルもそれほど多くありませんでした。

本格的に世代交代するのは1996年ごろからです。
プレステ世代のものは次回から紹介したいと思います。

この世代のゲーム機は内蔵音源のPCM音源(SFCよりグレードが高く、同時に24~32音くらい出せる)と、CD-ROMによるオーディオ再生を併用することが出来るようになり、現在の音楽再生環境とそれほど変わらなくなってきます。

この進化でゲーム音楽も大きく変化するのですが、また次回以降お話します。

この時期、他社からも続々と次世代機が登場してきています。

3DO

1994年3月にアメリカの3DO社とライセンス契約を結んだ松下電器が『3DO REAL』を発売しています。
第4世代(後述)の先発隊でしたが、本体価格が5万円以上と高額で、発売タイミングもスーパーファミコン全盛期ということもあり、高性能であったものの売り上げは伸びませんでした。

1994年の年末商戦にはサターン・プレステも参戦してきて、性能的なアドバンテージもなくなって歴史に埋没してしまいます。

PC-FX

PCエンジンの後継として1994年12月にNEC・ハドソンが出してきた第4世代機です。

PC-98シリーズとの連携を売りにしていましたが、3Dグラフィックに対応していなかったことが致命傷となり、プレステ・サターンに淘汰されてしまいます。

サウンドもADPCM2ch+波形メモリー音源6chと時代遅れ感が否めない感じでした。

ゲーム機の世代区分

ここらでゲーム機の世代区分を定義しておこうと思います。当ブログでは以下のように区分します。

  • 第一世代~ファミコン登場以前
  • 第二世代(PSG)~ファミコン、SG-1000、MKⅢ
  • 第三世代(波形メモリ、FM音源、PCM音源)~PCエンジン、メガドライブ、スーパーファミコン
  • 第四世代~プレステ1、サターン、Nintendo64
  • 第五世代~プレステ2、ドリームキャスト、ゲームキューブ、Xbox

もっと細分化してるケースが多いですが、当ブログではこれでいきます。
第5世代以降はゲーム音楽的には世代区分はあまり意味はないかもしれません。

モバイルゲーム機の世代区分は以下のようにします。

  • 第一世代~ゲームボーイ、GBカラー、ゲームギア
  • 第二世代~GBアドバンス、ネオジオポケット、ワンダースワン
  • 第三世代~Nintendo DS、PSP
  • 第四世代~Nintendo 3DS、PS Vita

この時期アーケードゲームは【1995年前後】

アーケードゲームは対戦格闘ゲームブームが佳境に入ろうとしている頃でした。

  • スーパーストリートファイター2
  • 真サムライスピリッツ
  • 餓狼伝説3
  • キングオブファイターズ
  • バーチャファイター2
  • 鉄拳

このあたりのタイトルがヒットしていました。

格闘ゲーム以外では、ゲーム音楽的には『電脳戦機バーチャロン』が有名です。

携帯ゲーム機【1995年前後】

ゲームボーイを中心とした携帯ゲーム機ですが、低年齢層中心に一定の売れ行きはありました。

この時期、ゲーム音楽的にはモバイルゲーム機向けのタイトルは、さすがに音源の周回遅れ感もあり、あまり目新しいものはありませんでした。

――しかし、スーパーファミコンのシェアに陰りが見え始めた1996年2月、おもむろに歴史的タイトル『ポケットモンスター』が登場します。

ポケットモンスター 赤・緑 パッケージ

自分も少し後になりますが、これをやるためにゲームボーイポケットを購入しました。

でも、その時はまさか、ポケモンがこれほどのロングヒット・社会現象になるとは想像もしていませんでした。

Windows95の発売

1995年11月、Windows95の日本語版が発売されました。
当時はニュース番組でも特集され、発売前夜からお祭り騒ぎでした。

ウィンドウズ95

これにより、PC業界ではPC/AT互換機勢がPC-98シリーズにとどめを刺すことになり、国内でもPCのOSはWindowsが圧倒的シェアを占めるに至ります。

サウンド機能は1992年発売『Sound Blaster 16』というサウンドカードが業界標準となり、ソフト音源(PCM音源)によるMIDI再生とオーディオファイル再生が主流になって、FM音源は廃れていきます。

この年代になるとPCにおいてはゲーム音楽云々ではなく、DTMやもっと広いものを扱うようになるので、ゲーム音楽のプラットフォームとして取り上げることは少なくなると思います。

1995年前後、BGMは

その頃の自分の状況ですが、相変わらずギターは一生懸命やっていたのですが、1993年春に音楽学校を修了して少し時間が出来ました。

1993年の秋ごろ、妹がスーパーファミコンを欲しがったのもあって、スーパーファミコンを購入して再びゲームにはまり始めます。

この時代は友人関係もほとんどゲームに興味がない層ばかりになっていたので、自宅でこっそりやっていましたがプレイ自体は結構ガッツリやってました。

1991年~1993年発売の旧作も中古で買ってやりましたね。
『真・女神転生』シリーズ
『ロマンシングサガ』シリーズ
『タクティクスオウガ』
『風来のシレン』
このあたりは死ぬほどやりました。

ゲーム音楽史 前回

スーパーファミコン登場と対戦格闘ブーム【ゲーム音楽史11】
ゲーム音楽史 第11回は1990年に登場したスーパーファミコンと、ストリートファイターⅡから始まる対戦格闘ゲームブームにスポットを当てています。

ゲーム音楽史 次回

初代プレイステーション時代【ゲーム音楽史13】
ゲーム音楽史 第13回は1996~2000年頃の初代プレステ時代について書いています。古典的なゲーム音楽と新しい手法がミックスされた面白い年代です。

コメント